高さ11メートルの防波堤完成 岩手・大船渡、従来の2倍以上に

2017/3/20 1:33
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 東日本大震災の津波で倒壊した岩手・大船渡港の湾口防波堤の復旧工事が終わり、19日、現地見学会が開かれた。海面からの高さは従来の2倍以上となる11.3メートル。ケーソンと呼ばれる海中に沈める基礎部分は幅を約2倍、重さを約4倍にした。国土交通省は「100~150年に1度の津波を防ぐことができるようになった」としている。

 国交省釜石港湾事務所によると、湾口防波堤は最大で水深約40メートルの湾入り口に設置し、開口部を含む総延長は736メートル。中央部と左右に開口部を設け、船が通航できるようにした。

 1960年のチリ津波を基準に造った震災前の防波堤は津波で全壊したため、約255億円をかけて2012年7月から工事を進めていた。震災級の大津波が来た場合も倒れずに、住民が避難する時間を稼ぐ役割を果たすという。

 見学会終了後の完成式典で、大船渡市の戸田公明市長は「安心の要となる施設ではあるが、高台に逃げることが最も重要。過信せず、これからも教訓を引き継ぎたい」とあいさつした。〔共同〕

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