「反物質」の謎、解明へ一歩 東大など実験成功

2016/12/20 13:54
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 東京大学などが参加する国際研究グループは、宇宙誕生時にできたとされる物質と、これとそっくりだが現在はほとんどない「反物質」の性質の違いを詳しく調べるための実験に成功した。現在の宇宙が普通の物質だけでできているという謎の解明に迫る一歩となる。成果は英科学誌ネイチャー(電子版)に20日掲載される。

 物質と反物質はぶつかると、ともに消えてしまう。宇宙は最初に物質と反物質が同数生まれたが、今は普通の物質だけが残っている。

 水素の反物質である反水素の原子を、スイスにある欧州合同原子核研究機関(CERN)で作った。この原子にレーザー光を当て、原子のエネルギー状態を変えることに初めて成功した。

 今回の測定では、変化に必要な光の周波数が普通の水素原子の場合と一致した。測定精度が上がれば、水素と反水素でエネルギー状態を変えるのに必要な光の周波数に僅かな違いが見つかる可能性があるという。

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