カジュアル衣料大手しまむらが3日発表した2016年3~8月期連結決算は、純利益が前年同期比46%増の166億円だった。同期間では3期ぶりの最高益となる。「素肌涼やかデニム&パンツ」などの目玉商品が計画より増えた。在庫管理の効率化などで利益率も改善した。
好調な業績を受け、17年2月期の年間配当を従来方針から1円積み増し196円とした。前期比でも1円増となる。
売上高(営業収入含む)は6%増の2816億円。営業利益は41%増の251億円と、226億円だった従来予想を大きく上回った。新たに29店舗を出店し、集客効果を高めた。汗を吸収・蒸発させる機能を備えた「素肌涼やかデニム&パンツ」やプリントTシャツの「ティース」などの売れ行きが好調だった。
同日会見した野中正人社長は「品ぞろえや商品陳列の見直しなど改革の成果が出た」と述べた。円高で仕入れ原価も下がり、売上高総利益率(粗利率)は1.8ポイント上昇し33.2%だった。
足元では陰りも見える。「ファッションセンターしまむら」は相次ぐ台風で既存店の客足が鈍っている。長引く残暑で秋冬物の販売もさえない。既存店は「10月も苦戦している」(野中社長)。17年2月期通期業績は純利益が24%増の306億円、売上高は5%増の5751億円とする従来予想を据え置いた。






