近赤外線と免疫組み合わせ、がん治療 NIHと名大

2016/8/21 23:42
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 米国立衛生研究所(NIH)の小林久隆主任研究員は名古屋大学と共同で、免疫の攻撃からがん細胞を守っている「制御性T細胞」を攻撃し、がん細胞を死滅させる手法を開発した。近赤外線を当てて、がんの周辺にある制御性T細胞を壊し、活性化した免疫で攻撃する。正常な細胞には影響しないため、副作用も出にくいという。

 近赤外線を当てると局所的に発熱する色素で細胞膜が破壊される仕組みを利用した。色素に、制御性T細胞と結合する物質をくっつけ、がんを移植したネズミに投与した。

 患部に近赤外線を当てると、肺がんや大腸がん、甲状腺がんなどでがん細胞がなくなるのを確かめた。活性化した免疫細胞は転移したがんの治療にも効果があるとみている。

 楽天の三木谷浩史会長兼社長が筆頭出資者である米ベンチャー企業、アスピリアン・セラピューティクス(カリフォルニア州)と協力し、新手法の実用化を目指す考えだ。

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