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商品概況

NY商品 原油が3カ月半ぶり安値更新 サウジの増産報告で、金は反落

2017/3/15 5:02
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【NQNニューヨーク=森田理恵】14日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は7日続落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の4月物は前日比0.68ドル安の1バレル47.72ドルで取引を終えた。一時は47.09ドルに下げ、昨年11月30日以来3カ月半ぶりの安値を連日で更新した。石油輸出国機構(OPEC)が14日朝発表した3月月報で、サウジアラビアが2月の原油生産を増やしたと報告した。最大産油国による増産で昨年11月の減産合意の順守に不透明感が浮上。原油先物の売りを誘った。

 月報では、加盟国によるOPECへの報告ベースでサウジの生産量が1月から増え、再び1000万バレルを突破した。減産後の目標水準である日量1005万バレルは下回るものの、市場では「他の加盟国も合意を守らなくても良いというシグナルを送ったに等しい」(クリッパーデータのマット・スミス氏)との受け止めが出た。減産ペースが遅れるとの警戒が先物の売りにつながった。

 1月の経済協力開発機構(OECD)加盟国による原油在庫の増加も原油相場の先安観を強めた。在庫は過去5年平均を上回り、産油国による減産が在庫減に結びついていないと意識された。

 米エネルギー情報局(EIA)が前日公表した月間の掘削生産性リポートで、米国での4月のシェール生産が3月から増える見通しとなったことも相場の重荷になったという。

 ただ、OPEC月報についてOPECによる聞き取りベースでは、加盟国は2月も昨年11月に決めた目標を上回る減産を達成した。サウジも日量979万バレルと前月から7万バレル近く削減し、加盟国による減産を主導した形となった。

 ガソリンは5営業日ぶりに反発。ヒーティングオイルは5日続落し、一時は期近物として昨年11月30日以来の安値を付けた。

 ニューヨーク金先物相場は反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前日比0.5ドル安の1トロイオンス1202.6ドルで終えた。外国為替市場でドルが主要通貨に対してやや上げた場面でドルの代替投資先とされる金の売りにつながった。

 朝方発表の2月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.3%上昇と、市場予想を上回った。15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げが確実視されるなか、先行きの引き締め加速が意識されたことも金からの資金流出を促した。

 もっとも、小高く推移する場面もあり、金相場に明確な方向感は出なかった。15日実施のオランダ議会選では、極右政党の優勢が伝わっている。英国が月内に欧州連合(EU)離脱を正式に通告することが確実になるなど欧州を中心に政治リスクも意識されやすく、実物資産の裏付けがある金の支えになった。

 銀は反落。プラチナは3営業日ぶりに反落した。

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