日経商品指数17種

(1970年平均=100)
4月28日 142.567 -0.166

[PR]

マーケット > 商品 > 商品概況 > 記事

商品概況

NY商品、原油が小反発 需給改善期待 金は5カ月ぶり高値

2017/4/14 5:02
共有
保存
印刷
その他

【NQNニューヨーク=戸部実華】13日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は小幅に反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の5月物は前日比0.07ドル高の1バレル53.18ドルで取引を終えた。需給が引き締まりつつあるとの見方が買いを誘った。だが、地政学リスクへの警戒から株式などのリスク資産が売られると、原油相場も下げに転じる場面があった。

 国際エネルギー機関(IEA)は13日発表した月報で、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国が昨年11月の減産合意を順守していると指摘した。OPECが5月下旬に開く総会で減産期限の延長を決めるとの観測も根強く、将来は需給が改善するとの期待感が先物の買いにつながった。

 原油先物は午後に下げる場面があった。米軍はアフガニスタンで過激派組織「イスラム国」(IS)の潜伏する地域に大規模爆風爆弾兵器(MOAB)と呼ばれる強力な爆弾を投下した。地政学リスクの高まりが意識されて米株式相場が下げ幅を拡大。米国債相場が上昇するなど投資家のリスク回避姿勢が強まり、原油相場を下押しした。

 もっとも、相場の下値も堅かった。トランプ米政権は化学兵器を使用したとしてシリアを攻撃するなど中東情勢も緊迫している。原油の供給が滞る可能性が意識されやすく、取引終了にかけては買い戻しも入った。米国は14日が聖金曜日で祝日で、商品先物市場が休みとなるため、3連休前に売り持ちを手じまう参加者も多かった。

 ガソリンは3日続落し、ヒーティングオイルは8営業日ぶりに反落した。

 ニューヨーク金先物相場は3日続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前日比10.4ドル高の1トロイオンス1288.5ドルで終えた。一時1290.7ドルまで上げ、2016年11月10日以来およそ5カ月ぶりの高値を付けた。

 トランプ米大統領が12日に米紙とのインタビューでドル高をけん制したのを受け、外国為替市場ではドルの先高観が後退している。ドルの代替投資先として逆の値動きをしやすい金には買いが入りやすかった。

 中東や北朝鮮を巡る地政学リスクへの警戒が強まっていることも、実物資産の裏付けがあり逃避資金の受け皿となりやすい金への資金流入を促した。

 銀は3日続伸し、プラチナは反発した。

共有
保存
印刷
その他

電子版トップマーケットトップ

新着記事一覧

読まれたコラム