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商品概況

NY商品、原油が反発 在庫増も減産期待で買い戻し、金は1カ月半ぶり高値

2017/1/12 6:01
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【NQNニューヨーク=古江敦子】11日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が3営業日ぶりに反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の2月物は前日比1.43ドル(2.8%)高の1バレル52.25ドルで終えた。米原油の在庫増を受けていったん売られたが下値で押し目買いが入り、上げに転じた。主な産油国による減産進展の思惑も相場を支えた。

 米エネルギー情報局(EIA)が公表した週間の石油在庫統計で原油や石油製品の在庫が増えた。前日発表のEIAの月報で2017年と18年の原油生産が前年比で増える見通しが示されたこともあり、米国の供給増を警戒した売りが出た。

 売り一巡後は急速に買い戻された。民間の調査で12月の石油輸出国機構(OPEC)の原油生産が前月から減ったと伝わり、主要産油国による生産調整の先行きを見極めたいとして持ち高調整目的の買いを促した。チャート上の節目とされる水準を上回ると損失限定のの買いを巻き込んで上げ幅を広げた。

 市場では「石油在庫統計で石油製品の需要増に着目した買いが入った。相場が50ドルを下回る可能性は低いとみる市場参加者が多く、押し目買いが入った」(プライス・フューチャーズ・グループのフィル・フリン氏)との声が聞かれた。

 トランプ次期米大統領の記者会見の後に上げが目立つ場面があった。外国為替市場でドルが主要通貨に対して下落した場面で、ドル高で取引される原油の割安感を意識した買いが入った。「次期大統領が景気の下押しリスクとなる通商政策などについて言及せず、原油の買い安心感につながった」(ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチのマイケル・リンチ氏)との指摘があった。

 ガソリンは5営業日ぶりに反発。ヒーティングオイルは3営業日ぶりに反発した。

 金先物相場は3日続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引の中心である2月物は前日比11.1ドル高の1トロイオンス1196.6ドルで終えた。一時は1198.5ドルと中心限月として2016年11月23日以来ほぼ1カ月半ぶりの高値を付け、節目の1200ドルに迫った。トランプ次期米大統領の会見を受けドルが売られ、ドルの代替投資先とされる金に資金が流入した。

 「米次期政権の経済政策には依然、不透明感が意識され、リスク回避目的の金買いを促した面もあった」(ウォルシュ・トレーディングのショーン・ラスク氏)

 銀とプラチナは3営業日ぶりに反落した。

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