最新の市場情報

※営業日はリアル更新
日経平均株価(円) 19,028.37 -13.01
日経平均先物(円)
大取,17/06月
18,890 -20

[PR]

為替概況

NY円、続伸 1ドル=112円50~60銭、保護主義の高まりを警戒

2017/3/21 6:23
保存
印刷
その他

【NQNニューヨーク=神能淳志】20日のニューヨーク外国為替市場で円相場は5日続伸した。前週末比20銭の円高・ドル安の1ドル=112円50~60銭で終えた。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の声明を受け、保護主義の高まりを警戒した円買い・ドル売りが優勢だった。米金利の低下や欧州政治情勢の不透明感も円相場を支えた。

 18日閉幕のG20財務相・中央銀行総裁会議で採択された声明では、通貨安競争の回避など為替相場を巡る表現は維持されたが「あらゆる形態の保護主義に抵抗する」との文言が削られた。トランプ米政権など保護主義的な政策姿勢の強まりで世界経済は不安定になると警戒され、低金利で投資資金の調達通貨とされる円には買いが入った。日本が祝日だったアジアの取引時間帯には一時112円46銭前後と2月28日以来、約3週ぶりの円高・ドル安水準を付けた。

 3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)を受け、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースは想定よりも加速しないとの見方が強まっている。米長期金利は低下の勢いを強めており、日米の金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りも円相場を押し上げた。

 英政府は20日、メイ首相が29日に欧州連合(EU)に対し離脱を通知すると発表した。EU離脱に伴う英経済への悪影響が改めて意識され、英ポンドは円やドルに対して大きく下げた。フランス大統領選に加え、米連邦捜査局(FBI)がトランプ陣営との関係を含めて昨年の米大統領選にロシア政府が介入したかを捜査しており、欧米の政治情勢を巡る不透明感も円相場の支えとなった。

 もっとも、円は下げに転じる場面もあった。この日は日本が祝日だったほか、主要な米経済指標の発表がなかったことで円相場を方向付ける材料に欠いた。FOMC後の連日の上げで目先の利益確定を目的とした円売り・ドル買いも出やすく、相場の重荷となった。

 ニューヨーク市場での円の高値は112円49銭、安値は112円88銭だった。

 円は対ユーロで続伸し、前週末比20銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=120円80~90銭で終えた。

 ユーロは対ドルで小反発した。前週末比0.0005ドル高い1ユーロ=1.0735~45ドルで終えた。仏大統領選など欧州の政治情勢への警戒がユーロ相場の重荷となる一方、欧州中央銀行(ECB)による金融緩和姿勢が和らぐとの見方もあって、売り買いが交錯した。

 ユーロの高値は1.0760ドル、安値は1.0725ドルだった。

 英ポンドは対ドルで大きく下落した。前週末の1ポンド=1.24ドル前後から1.23ドル台半ばに水準を切り下げた。英メイ首相が29日にEU離脱を通知すると発表し、英経済の先行きを警戒した売りが膨らんだ。

保存
印刷
その他

電子版トップマーケットトップ

新着記事一覧

読まれたコラム