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広島、72回目の「原爆の日」 核禁止条約へ市長ら相次ぎ言及

2017/8/6 8:59
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 広島は6日、被爆から72回目の「原爆の日」を迎えた。広島平和記念公園では広島市主催の「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)に被爆者や遺族らが参加した。安倍晋三首相は唯一の戦争被爆国として核兵器のない世界の実現に向けた努力を積み重ねるとあいさつ。他の出席者からは7月に国連で採択された核兵器禁止条約に関する発言も目立った。

原爆慰霊碑に向かい祈りをささげる人たち(6日午前、広島市の平和記念公園)

 広島市の松井一実市長は約6分間にわたり平和宣言をした。条約の採択で「各国政府が核兵器のない世界に向けた取り組みをさらに前進させなければならない」と述べ、日本政府には条約の締結促進を目指し核保有国と非核保有国との橋渡しに本気で取り組むことを求めた。広島県の湯崎英彦知事は「核兵器廃絶に向けて人類の英知を集めるときだ」と話した。

 安倍首相は「非核三原則を堅持し、核兵器国と非核兵器国双方への働きかけを通じ国際社会を主導する」と話した。核兵器禁止条約には直接言及せず、核拡散防止条約(NPT)の発効50周年となる2020年のNPT運用検討会議が意義あるものになるよう積極的に貢献するとした。

 国連からは中満泉事務次長兼軍縮担当上級代表が出席。核兵器禁止条約の採択を「核兵器の使用は容認できないことに着目した世界的な運動の結果」とし、核保有国に核軍縮へのいっそうの努力を尽くすことを求めるアントニオ・グテレス事務総長のメッセージを代読した。

 平和記念式典は駐日大使など80カ国の代表や欧州連合代表部の臨時代理大使が参列した。トランプ政権の米国はオバマ前政権と同じ役職である臨時代理大使が参列した。全体の参列者は約5万人だった。

 原爆投下時刻の午前8時15分には平和の鐘が鳴り、参列者が1分間黙とうをささげた。原爆慰霊碑に奉納する原爆死没者名簿にこの1年間で5530人が新たに加わり、計30万8725人となった。死没者名簿は113冊と2冊追加された。

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