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「緊張しぃ」なのに芸能界へ 俳優 岡田 准一さん(私のかんさい)
地元枚方から日本元気に

2017/8/9 16:00
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 ■俳優でアイドルグループV6メンバーの岡田准一さん(36)は、大阪府枚方市で生まれ育った。定評ある演技と躍動感あふれる歌や踊りで知られるが、幼いころから人見知りする性格だったという。

 人前で話したりするのが苦手で、小中学校の授業中は、いつ先生に指されるか、とおびえてばかり。発表を促されるたびに緊張のあまり黙りこくってしまう。それなのに14歳になった1995年、母がオーディションに応募して合格。同じ年の夏に大阪を離れ、秋にはデビューした。

岡田さんが生まれ育った枚方市にある遊園地「ひらかたパーク」
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岡田さんが生まれ育った枚方市にある遊園地「ひらかたパーク」

 アイドルは大観衆の前で楽曲を披露することが珍しくない。脱落していく仲間もいたが、自身を奮い立たせて食らいついていった。

 ■弱点を克服しながら、アイドルとしての地位を確立。活躍の場を映画にまで広げ、2015年、日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞と最優秀助演男優賞に輝く。W受賞は初の快挙だった。

 デビュー以来、10年単位で目標を設定している。24歳まではアイドルとして、34歳までは俳優として、共演者やスタッフに認めてもらえるよう心掛けてきた。

 俳優としての役作りと体作りは徹底させている。時代劇の撮影とライブ活動を同時進行させることも多く、気持ちの切り替えは難しい。自分の心理状態にかかわらず、現場の空気を敏感に感じ取りながら2つのスイッチを調節している。

 ドラマや映画では、肉弾戦などの場面の多くをスタントなしでこなすが、けがをすれば周囲に迷惑がかかる。武術や格闘技などのトレーニングは欠かさず、今まで大きなけがはない。

 ■二足のわらじを履きこなしながら芸能界をリードしていた4年前、出身地とゆかりある新たな肩書が加わった。枚方市の遊園地「ひらかたパーク」のイメージキャラクター「超(スーパー)ひらパー兄さん」。PR役を買って出た裏には強い地元愛がある。

 東京を中心に活動する間も、常に「枚方代表の芸能人」という自負があった。そんななか、ひらパーの広報担当者からの依頼が手紙で届いた。ひらパーは家族や友達と遊んだ思い出の場所。「枚方から大阪、大阪から日本を元気にしたい」との一節に心が動き、引き受けたいと思った。

岡田さんが出演したひらかたパークのイベント(2016年11月、大阪府枚方市)
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岡田さんが出演したひらかたパークのイベント(2016年11月、大阪府枚方市)

 スタッフは「面白いアイデアで勝負しよう」と必死。面白さを真剣に追求する姿勢は大阪ならでは。昨年、ひらパーでのイベントに出演した時は、ライブ会場とも違う感慨があった。あいさつに立った場所は、客席からヒーローショーを眺めた憧れの舞台。歓迎ぶりが素直にうれしかった。

 ■今月26日に公開予定の「関ヶ原」では石田三成を演じる。過去、黒田官兵衛や渋川春海ら関西生まれの英傑を演じきって見せたが、今回の作品には今までにない覚悟で臨んだ。

 関ケ原の戦いにまつわる作品は、映像化が難しいとされる時代劇の「聖域」。それだけに、自分の役者人生で出演できるのは最初で最後になるかもしれない。撮影に向けては、これまでの経験で培ったものの全てを注ぎ込んだ。

 配役が関西出身の人物の場合、いつもより自然に役に入り込める部分がある。京都や滋賀などでのロケが多かったことも演技の後押しになった気がする。地元を含め、関西が自分を支えてくれていると実感している。超ひらパー兄さんとしてはもちろん、俳優、アイドルとして「枚方から日本を元気に」との思いを持ち続けたい。

(聞き手は大阪社会部 野岡香里那)

 おかだ・じゅんいち 1980年大阪府枚方市出身。95年、アイドルグループV6のメンバーとしてデビュー。90年代後半からは、俳優としても映画やドラマで活躍。主な出演作に「木更津キャッツアイ」「永遠の0」など。

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