反トランプデモ、一部が暴徒化 ワシントンで店舗など破壊

2017/1/21 4:47
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 【ワシントン=兼松雄一郎】トランプ米大統領の就任式にあわせ首都ワシントンに集結した反トランプ派の一部が20日、前夜に続き暴徒化した。マクドナルド、スターバックス、バンク・オブ・アメリカなどの店舗や高級車の窓ガラスなどを破壊。閉店に追い込んだ。黒装束の社会主義者を標榜するグループの犯行とみられている。

反トランプ派のデモ隊に破壊されたスターバックスの店舗(米ワシントンDC)
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反トランプ派のデモ隊に破壊されたスターバックスの店舗(米ワシントンDC)

 現場では暴徒化したデモ隊の行く手を警官隊が塞ぎ、一人ずつ逮捕していっている。逮捕者は100人近くに上りそうだ。

 黒装束にマスクをしたグループのメンバーは匿名で取材に応じ、破壊活動について「現状維持をぶちこわすための象徴的な行動だった」と説明した。メリーランド州からデモに参加し、破壊行動を目撃した作家のアンディー・ハインツさん(56)は「暴力に賛成はしないが、トランプ政権が関心を払わない最低限の生活保障の必要性に注意を呼びかける過程で勢い余って起きた事故だ」と擁護した。

 警官隊は暴力行為に限って放水や催涙効果のある液体を出す銃などを使いデモ隊を撃退している。

暴徒化した反トランプ派のデモ隊を包囲した警官隊(米ワシントンDC)
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暴徒化した反トランプ派のデモ隊を包囲した警官隊(米ワシントンDC)

 現場では、デモ隊が警官隊に「市民ではなくレイシストを守っている」などと激しい挑発をみせている一方、暴徒化したのはごく一部にとどまっている。デモ隊の大多数は平和的に行進しており、横を歩く多くのトランプ支持者に攻撃を仕掛ける場面はほとんどみられなかった。デモ隊はパレードへの検問の入り口に大挙して押し寄せトランプ支持者が入りにくくするなど、非暴力の妨害活動を展開している。

 デモの現場はデモ隊からの要請に応じ派遣されたボランティアの弁護士団が警官隊の行動を監視している。蛍光の緑の帽子をかぶり、逮捕者を弁護するときの証拠を集めている。また、警官隊はスマートフォンを持ったデモ参加者や現地にいるメディアから常時撮影されている状態にある。慎重に拘束・逮捕の手続きを進めており、対処に時間がかかっている。

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