土星の衛星に熱水活動 氷の下の海、生命に期待

2017/4/14 4:43
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 【ワシントン=共同】地球で生命が誕生するきっかけとなったとされる海底の熱水活動が、土星の衛星エンケラドスの海でも起きていることを示す証拠を見つけたと、米航空宇宙局(NASA)や米南部テキサス州のサウスウエスト研究所のチームが14日付の米科学誌サイエンスに発表した。将来の探査による生命発見の期待が高まる。

無人探査機カッシーニが撮影した、表面からガスを噴き上げる土星の衛星エンケラドス=NASA提供・共同

 エンケラドスの表面を覆う厚い氷の下には広大な海があるとみられている。地球の深海底から熱水が噴き出す場所の近くは、太陽の光が全く届かなくても、熱水中の物質からエネルギーを得る微生物が生態系を作っている。30億~40億年前に地球で最初に生まれた生物も、同様の環境で育まれた微生物と考えられる。エンケラドスの海底で熱水活動が起きていれば生命を育んでいる可能性がある。

 エンケラドスは氷の割れ目から空高くガスを噴き上げることで知られる。チームは無人探査機カッシーニを噴出物に接近させて成分を分析。ほとんどは水だったが、0.4~1.4%という高い濃度で水素分子を含んでいた。この量の水素が継続的に含まれるには、海底から噴き出した熱水が周囲の岩石と反応して水素を作っていると結論付けた。

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