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バンドラブ、ローリング・ストーン誌株の49%取得

2016/9/27 23:18
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 【シンガポール=谷繭子】シンガポールの音楽関連ベンチャー企業、バンドラブ・テクノロジーズは米国のポップカルチャー誌「ローリング・ストーン」の発行会社の株式の49%を取得する。バンドラブはミュージシャン向けの音声ファイル共有サービスが主力。同誌の世界での知名度やブランド力を生かした新事業開発に乗り出す。

 取得額は明らかにしていない。残りの51%は親会社のウェナー・メディアが保有を続ける。バンドラブは2015年8月、ミュージシャンが自作の音源を携帯やパソコンのアプリ経由でクラウドに保存し、世界各地のミュージシャンやファンと共有できる「音楽系ソーシャルメディア」のサービスを立ち上げたばかり。従来型のメディア事業に進出するのはこれが初めてだ。

 同社を創業したクオック・メンルー氏はパーム油大手、ウィルマー・インターナショナルのクオック・クンホン会長を父に持つ。シャングリラ・ホテルで知られるクオック・グループを率いるマレーシアの実業家、ロバート・クオック氏の一族だ。

 「ローリング・ストーン」を発行するローリング・ストーン社はシンガポールに完全子会社のローリング・ストーン・インターナショナルを設立する。新会社はメンルー氏が率いる。「新市場、新事業分野でブランドを多角展開できる機会は大きい」とウェナー・メディアのデジタル部門責任者、ガス・ウェナー氏は話す。バンドラブは「ローリング・ストーンと多大なシナジー効果を期待している」という。

 バンドラブにはクンホン氏の投資会社が出資しているほか、共同創業者のスティーブ・スキリングス氏が最高経営責任者を務める音響システムのジャムハブ(本社米・マサチューセッツ州)も株主だ。ウィルマーは出資していない。

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