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LG化学、ポーランドにEV用電池の新工場

2016/9/26 20:21
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 【ソウル=小倉健太郎】韓国のLG化学はポーランドに電気自動車(EV)用リチウムイオン電池の工場を新設する計画を明らかにした。年内に着工し、2017年末から稼働させる予定だ。LGにとって韓国、米国、中国に次ぐ4カ所目の工場で、欧州では初となる。生産能力や投資額は未定。EV市場の拡大をにらみ、完成車メーカーの欧州拠点への供給体制を整える。

 LG化学は同時に16年見通しで約1兆2000億ウォン(約1100億円)の車載電池事業の売上高を20年に7兆ウォンまでと大幅に引き上げる戦略も明らかにした。

 1回の充電で300キロメートル以上走れる電池を開発したのをきっかけに受注が急増しているという。今後は1回の充電による走行距離を500キロメートル以上に伸ばし、充電時間を短縮する技術開発にも力を入れていく。

 LGの車載用リチウムイオン電池のシェアは世界3位。米ゼネラル・モーターズ(GM)をはじめ米欧中韓の28社から受注しており、今後供給が本格化する案件も多いとみられる。車載用の電池は重量がかさむため、供給先の地域に工場をつくると輸送コストを大きく減らせるといったメリットがある。

 車載用電池をめぐっては同じ韓国のサムスンSDIもハンガリーに新工場をつくる計画だ。約4000億ウォンを投じ、18年後半の稼働を目指す。独BMWなど欧州自動車メーカー向けの供給拠点にするとみられる。

 欧州では環境規制の強化などによって、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)の市場拡大が見込まれている。電池メーカーの欧州の需要開拓が加速しそうだ。

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