トランプ氏、挽回へ初外遊 中東・欧州歴訪 対テロ探る

2017/5/20 1:01
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 【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は19日、就任後初の外国訪問となる中東・欧州歴訪に出発する。中東諸国の首脳とテロ対策などで連携強化を図るほか、欧州ではイタリアで開かれる主要国首脳会議(タオルミナ・サミット)などに出席。政権とロシアとの関係を巡る疑惑による国内の混乱が続くなか、外交面で成果をあげることで失地挽回を狙う。

 今回、トランプ氏は米大統領として初めて、初外遊先に中東を選んだ。同盟関係を結ぶサウジアラビアやイスラエルとの会談で外交成果をあげようとする狙いが浮かぶ。

 最初の訪問国となるサウジではサルマン国王のほか、ペルシャ湾岸6カ国でつくる湾岸協力会議(GCC)の首脳と会談。中東地域での新たな安全保障協力のあり方を話し合う。米メディアによるとサウジでは数兆円規模の兵器売却を検討。域内で存在感を高めるイランをけん制する狙いだ。

 イスラエルでは中東和平問題が主要議題となる。歴代米政権が支持してきたパレスチナ国家とイスラエルの共存をめざす「2国家共存」への見解が焦点で、トランプ氏は必ずしもこだわらない考え。大統領選で公約に掲げた在イスラエル米大使館のエルサレム移転問題への言及も注目だ。

 ベルギーでは北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席。米国による防衛義務を果たす方針を表明する一方、構成国に応分の国防費を負担するよう重ねて求める見通しだ。イタリアでの首脳会議では、自由貿易体制についてトランプ氏がどのような見解を示すのかが注目される。

 トランプ氏は選挙公約に掲げた移民・難民政策が停滞するなど成果が出せていない。加えてロシアとトランプ政権の不透明な関係を巡る疑惑「ロシアゲート」も浮上。国政は混迷を極めている。

 トランプ大統領は出発前の19日午前、「米国の国益を守る。それが私のやりたいことだ!」とツイッターに投稿し、初外遊への意気込みを語った。外遊先での指導力発揮を演出し、米国内に成果を訴えたい考えだ。

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