クラフト、ユニリーバに買収提案 16兆円提示

2017/2/18 0:27
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 【ジュネーブ=原克彦】米食品大手のクラフト・ハインツは17日、食品・日用品大手の英蘭ユニリーバに買収を提案したと発表した。提示した買収額は1430億ドル(約16兆1600億円)。ユニリーバ側にいったん拒否されたが、今後も協議を働きかける意向で、どれだけ買収額を引き上げるかが焦点になる。実現すれば消費関連企業では過去最大のM&A(合併・買収)になる。

 ユニリーバ側の発表によると、クラフトは現金での買い取りと株式交換を組み合わせ、16日の終値に18%を上乗せして買収することを提案。ユニリーバは同案については「財務的にも戦略的にも株主にメリットがない」としている。

 両社の売上高は米ドル建ての単純合算で800億ドルを超え、消費財では最大手ネスレ(スイス)に迫る。国際競争が激化する消費財では買収が活発だ。昨年にはビール世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)が2位の英SABミラーを買収した。

 ケチャップの「ハインツ」や菓子「ジェロー」などのブランドを持つクラフト・ハインツは、旧クラフト・フーズが国際事業を分離した後に同業HJハインツと合併。米国内での規模拡大を果たし、再び国外の強化を狙っているとみられる。

 「リプトン」「ダヴ」などを持つユニリーバは近年、利益率の低い食品で事業売却を進める一方、高級スキンケア用品などで有望ブランドを相次ぎ買収する戦略を推し進めている。再び事業ポートフォリオを食品に傾ける買収提案には強く抵抗することも想定される。

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