クラフト、ユニリーバに買収提案 15.7兆円超で
拒否されるも協議継続

2017/2/17 23:22
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 【ジュネーブ=原克彦】米食品大手のクラフト・ハインツは17日、食品・日用品大手の英蘭ユニリーバに買収を提案したと発表した。ユニリーバ側からいったん拒否されたものの、今後も合意に向け協議を働きかけるとしている。ユニリーバの時価総額は約1120億ポンド(約15兆7千億円)。買収金額はそれを上回るとみられ、実現すれば消費関連企業では過去最大のM&A(合併・買収)になる可能性もある。

 両社の売上高は米ドル建ての単純合算で800億ドルを超え、消費財では最大手のネスレ(スイス)に迫る規模になる。昨年にはビール世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)が2位の英SABミラーの買収を完了。世界的に競争が厳しくなる消費財の分野で、規模の利益を追う買収が活発になっている。

 クラフト・ハインツは旧クラフト・フーズが国際事業(現モンデリーズ・インターナショナル)を分離した後に同業HJハインツと合併。米国内での規模拡大を果たし、再び国外事業の強化を狙っているとみられる。

 ケチャップの「ハインツ」や菓子「ジェロー」などのブランドを持つクラフト・ハインツの発足はハインツを所有していた米バークシャー・ハザウェイなどが主導した経緯がある。今回の提案も投資会社の意向が強く働いた可能性がある。

 一方、「リプトン」「ダブ」などで知られるユニリーバは近年、利益率の低い食品で事業売却を進める一方、高級スキンケア用品などで有望ブランドを相次ぎ買収する戦略を推し進めている。再び事業ポートフォリオを食品に傾ける買収提案には強く抵抗することも想定される。

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