世界金融市場なお動揺 NY、株乱高下・原油80ドル割れ

2014/10/17付
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 【ニューヨーク=山下晃】世界の金融市場の動揺が止まらない。16日の日経平均株価は335円下げ、終値で1万4738円と約4カ月半ぶりの水準に押し戻された。同日の欧米株式相場も続落して始まり、ダウ工業株30種平均の下げ幅は一時200ドルを超えた。米国の量的緩和終了後の金融政策や世界経済の先行きへの不安から投資家の見方が交錯し、値動きの激しい展開が続いている。

 世界経済の減速懸念を背景に、原油先物の代表的な指標であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)期近物は一時、約2年4カ月ぶりに1バレル80ドルを割り込んだ。

 16日のロンドン市場では、東証1部銘柄の大半が下げた東京市場の流れを引き継ぎ、英FTSE100種総合株価指数が一時2%強下落した。ドイツの株価指数DAXは一時2.5%安となった後、上げに転じて取引を終えた。フランスやイタリアでも株安が進んだ。

 同日のニューヨーク市場でもダウ平均は大幅に下落して始まった。取引開始直前に米連邦準備理事会(FRB)が9月の鉱工業生産指数を発表。市場予想を上回る前月比1.0%の上昇と2カ月ぶりにプラスとなったが、売りが先行した。ダウ平均は一時は小幅に上げに転じるなど乱高下している。

 発表が相次ぐ米企業決算を見極めようと、投資家は積極的にリスクをとる動きを控えている。欧州や新興国の景気不安が米経済に影を落とす可能性も意識され始めている。投資家の不安心理を映すVIX指数は、超えると市場参加者がかなり動揺していることを示すとされる20を上回って推移している。

 株式などのリスク資産から、比較的安全な投資資産にマネーが逃避する動きも続いている。米長期金利の指標となる10年物の米国債利回りは前日終値近辺の2.13%前後で引き続き推移。金先物相場も1トロイオンス1240ドル台と9月上旬以来の高値圏で取引されている。

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