パリ同時テロ、120人死亡 劇場など銃撃・爆発
大統領観戦の競技場でも

2015/11/14 11:49 (2015/11/14 13:36更新)
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 フランスの首都パリの市内と郊外の少なくとも3カ所で13日夜、同時多発的に銃撃や爆発が発生した。オランド仏大統領は一連の事件を「前例のないテロ」と断定、国家非常事態宣言を発令した。パリ検察当局トップは一連のテロの死者数が少なくとも120人に達したと述べた。欧州で頻発するテロに世界は衝撃を受けており、15日の20カ国・地域(G20)首脳会議から各地で相次ぐ重要な国際会議でもテロ対策が大きなテーマの一つになる見通しだ。

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 【パリ支局】フランスの首都パリの市内と郊外で13日夜、同時多発的に自動小銃などを使った銃撃や爆発が発生した。

 AFP通信はパリ検察トップの話として、少なくとも120人が死亡したと伝えた。仏当局はイスラム過激派との関連など事件の全容解明に全力をあげる方針だ。仏では1月にテロが起きたばかりで、警備態勢を強めるなかでの再発となった。

 仏メディアによるとパリにおけるテロは市内のレストラン、劇場、郊外の競技場近くの少なくとも3カ所で起きた。仏有力民放テレビ「TF1」は「7カ所」と報じた。

 郊外の「スタッド・ド・フランス競技場」では爆発が起きた際、仏代表とドイツ代表によるサッカーの親善試合が開催されていた。この試合をオランド大統領はドイツのシュタインマイヤー外相と一緒に観戦していた。この爆発は何者かの自爆だったとの情報もある。

 バタクラン劇場では事件当時、米国のロックバンドのコンサートの最中。複数の実行犯が一時、人質を取って立てこもっていた。仏治安部隊が突入し、3人の実行犯が死亡した。3人は自爆したとの情報がある。この事件で100人前後が犠牲になったもようだ。

 仏メディアが伝えた警察当局者の情報では、この3人を含め計8人の容疑者が死亡した。なお数人の容疑者が逃亡している可能性がある。

 現時点でそれぞれの事件の関係や背景は明らかでない。仏メディアは劇場立てこもり犯が「シリアへの介入を容認しない」と、オランド大統領を批判したと伝えた。また、劇場に居合わせた目撃者の話として「犯人は『アラー・アクバル(神は偉大だ)』と叫びながら、銃を撃っていた」と伝えた。イスラム過激派と関係する可能性もある。

 仏政府はオランド大統領が出席して、14日未明に閣僚会議を開き状況を確認した。14日朝にも国防に関する関係閣僚会議を改めて開き、今後の対応を協議する。

 パリでは1月に週刊紙「シャルリエブド」への銃撃テロが発生し、計17人が死亡した。イスラムの過激思想を持つテロリストの犯行だった。同市では30日からの第21回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)開催を控え、厳戒態勢が敷かれていた。

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