ミャンマー、次期大統領候補を軟禁か 政情混乱が必至

2015/8/13付
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 【ヤンゴン=松井基一】ミャンマー政権与党の連邦団結発展党(USDP)は12日夜、指導部交代を議題とする緊急会議を開いた。次期大統領候補のシュエ・マン党首が解任されたとの情報もある。同氏を含む複数のUSDP幹部が自宅軟禁状態に置かれているもようだ。党本部は警官隊により立ち入りが制限されている。11月の総選挙を前にUSDP内の権力闘争が激化し、政情が混乱するのは必至だ。

 テイン・セイン大統領の報道官は13日、「党指導部の交代があった」と地元メディアに語った。USDPが幹部会を開き、大統領派が党首派の解任を決めるとの情報がある。

 USDPは旧軍事政権の流れをくみ、元軍人が中枢を占める。2010年秋の前回総選挙に圧勝し、11年春に同党出身で元高級軍人のテイン・セイン氏が大統領に就任した。ミャンマーでは11月、総選挙を予定するが選挙を前に党内でテイン・セイン大統領と、次期大統領を目指すシュエ・マン氏との主導権争いが激しくなっていた。

 12日にはUSDPが記者会見を開き、テイン・セイン大統領が次期総選挙に参加しないことを明らかにした。大統領に近い現職閣僚の一部もUSDPを離脱し、無所属で立候補する意向を示している。テイン・セイン派が党内分裂に危機感を募らせ、シュエ・マン派の党追放に動いたとの見方が出ている。

 シュエ・マン氏の関係者は12日夜、日本経済新聞の取材に「シュエ・マン氏を含む、USDP幹部が自宅軟禁状態にある」と語った。

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