ロシア、領空の飛行禁止検討 欧米の航空会社に
制裁に対抗

2014/8/8付
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 【モスクワ=石川陽平】ロシアのメドベージェフ首相は7日、欧米の航空会社がロシア領空を通過することを禁じる検討に入ったことを明らかにした。欧州とアジアを結ぶ便の多くがロシア上空を通過しているだけに、実現すれば影響が大きい。ロシア政府は同日、輸入を禁止する農産物などの詳細を発表したが、日本は含まれなかった。

 メドベージェフ氏は欧米による制裁への報復措置として「いくつもの措置を検討している」と強調したうえで、ウクライナの航空会社がロシア領空を通過することを禁じたことを表明した。欧米航空会社に対象を広げることも検討する。

 飛行禁止が実現した場合、欧州の主要都市と日本やアジアを結ぶ路線などで航路を変更する必要が出てくる可能性がある。英ブリティッシュ・エアウェイズやルフトハンザ・ドイツ航空、エールフランス・KLM航空などが直行便を運航しており影響が広がりそうだ。

 ロシアが打ち出した農産物や食品の輸入禁止対象国・地域は米国、カナダ、欧州連合(EU)のほか、ノルウェーとオーストラリア。対象品目には牛や豚、鶏など各種肉類のほか、乳製品や魚類も入った。ロシアへの輸出で米国が主力とする肉類や果物、EU諸国が数多く輸出する野菜や乳製品を標的にした。禁輸の期間は1年。

 米国とEUは7月29日、ウクライナ危機の激化やマレーシア機の撃墜事件を受け、ロシアに対する追加制裁を決めた。石油や金融、防衛分野の基幹産業に踏み込んだ本格的な対ロ制裁で、低迷するロシア経済に深刻な打撃を与えかねない内容だ。プーチン大統領が対抗策を打ち出したことで、制裁合戦が一段と激しくなる可能性もある。

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