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南シナ海、軍事拠点化進展に懸念 米国防総省報告書

2017/6/7 10:03
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 【ワシントン=永沢毅】米国防総省は6日、中国の軍事力に関する年次報告書(2017年版)を公表した。中国が南シナ海などで「強圧的な方法を用いて海洋権益を主張し、その拡大を図っている」と非難するとともに、軍用機用格納庫を建設するなど軍事拠点化の進展に懸念を表明。沖縄県・尖閣諸島を巡る行動を批判し、尖閣が米国の防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用対象であると明記した。

 報告書の公表はトランプ政権の発足後初めて。中国の軍拡に強い警戒感を示す内容となった。

 南シナ海では、中国軍が埋め立てを進めている南沙(英語名スプラトリー)諸島で軍事拠点化が進んでいると強調。ファイアリクロス(中国名・永暑)礁、スービ(渚碧)礁、ミスチーフ(美済)礁の3拠点それぞれに軍用機24機を収容できる格納庫が建設されたとした。

 東シナ海の項目では、尖閣諸島について「中国が公船や航空機を回遊させ、日本の主張に異議を唱えている」と批判。尖閣が「日本の施政下にある」との認識を重ねて示すとともに、「米国は日米安保条約第5条が尖閣に適用されると考えている」と記した。昨年の報告書にこの記述はなかった。

 中国がアフリカ東部ジブチで初の海外の軍事基地の建設を16年2月から始めたことにも言及。「中国軍の外洋への展開能力を拡大するだろう」との認識を示した。さらに「パキスタンなど長らく友好関係のある国々に追加の軍事基地をつくるだろう」と海外進出の拡大に警戒感を示した。

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