日生も保険料上げ 一時払い終身保険、マイナス金利で

2016/3/10 20:20
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 日本生命保険は10日、契約時に保険料をまとめて支払う一時払い終身保険の保険料を4月の契約分から引き上げると発表した。営業職員が販売する商品で、契約者に約束する利回り(予定利率)を現在の年0.75%から年0.50%に下げるためだ。日銀のマイナス金利政策を背景に運用利回りの確保が難しくなり、大手4社がそろって保険料を引き上げる。

 予定利率を下げるのは主力商品の「マイステージ」で、昨年4月から今年1月末までに約6万8000件を販売した。予定利率が下がっても同額の保険金を契約者が受け取るには、保険料を上げる必要がある。

 例えば50歳の男性が保険金500万円の保険に入る場合、保険料は現在の437万450円から4月以降は468万7350円に上がる。契約年齢で異なるが、おおむね3~11%程度の引き上げになる見込みだ。

 日銀のマイナス金利政策で国債利回りが急低下していることで、大手生保は安定した運用利回りを確保しづらくなっている。第一生命保険も営業職員が取り扱う保険の予定利率を3月から年0.45%に引き下げた。

 一時払い終身保険は一定期間が過ぎると、払い込んだ保険料を上回る解約返戻金を受け取れる仕組み。銀行の定期預金よりも高い利回りを得られる可能性があり、保障よりも貯蓄を目的として加入する人が多い。

 日本生命の場合、約5年間で払い込んだ保険料を上回る返戻金を得られるが、予定利率を引き下げる4月以降は9年間程度に延びるという。

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