世界の成長率を上方修正 OECD予測、17年3.3%に

2016/11/28 22:43
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 経済協力開発機構(OECD)は28日、2017年の世界経済の見通しを上方修正した。世界経済は「低成長のわな」に陥っているが、各国の財政政策で成長率が高まると分析した。実質国内総生産(GDP)の伸び率は、9月時点の予測に比べ0.1ポイント引き上げて3.3%、新たな予測を出した18年は3.6%とした。16年は2.9%で据え置いた。

 米国は17年に2.3%、18年に3.0%と成長が加速する姿を描く。トランプ次期大統領が公約した5500億ドルのインフラ投資を予測に織り込んだ。

 消費や投資が活発になり、世界経済にも波及するとみている。米国の財政拡大による世界経済へ押し上げは、17年が0.1ポイント、18年は0.3ポイントになると試算した。

 16年に6.7%成長を見込む中国は、17年が6.4%、18年が6.1%と減速する。過剰生産の解消に取り組むことが影響する。財政政策が下支えするため、大幅な減速は避けられるとみている。

 日本は事業規模28兆円の経済対策の効果が出て、17年の成長率を1.0%と0.3ポイント引き上げた。18年は財政健全化の取り組みが優先するため、0.8%成長に減速する。

 OECDはG20諸国で実施している貿易制限策が増えていることに警鐘を鳴らした。保護主義的な政策は成長の阻害要因になるとした。

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