国債償還年限が長期化 17年度計画、40年債増発

2016/12/22 22:15
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 政府が22日に発表した2017年度の国債発行計画では国債の満期までの期間が長期化する。日銀のマイナス金利政策で中期と短期の国債の金利がマイナスとなるなか、金利がプラスで投資家の需要が見込まれる40年債を増発する。低金利を活用して将来の利払い費の上昇を抑える狙いがある。

 17年度の国債発行総額は154兆円と、16年度当初に比べて8.2兆円減少する。総額の約7割を占める借換債や財政投融資の原資となる財投債の減少が主因だ。機関投資家向けに定期的に発行する市中発行額も5.8兆円減の141.2兆円となる。

 17年度は年限が最長の40年債を16年度当初より0.6兆円多い3兆円発行する。一方、5年債や2年債など金利がマイナスの中短期債は軒並み減らす。金利がマイナスの国債は投資家の需要が小さく「金利がある超長期債を残さざるを得なかった」(野村証券の西川昌宏チーフ財政アナリスト)。

 償還年限の長い国債が増える結果、17年度の国債の満期までの平均期間は9年5カ月と、5年前に比べて1年7カ月延びる。年限の長期化は近い将来の借り換え需要を抑え、利払い費を固定化できる利点がある。ただ、低金利下での安易な増発は財政規律の緩みを招く懸念もある。

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