貿易黒字、2月8134億円 6年11カ月ぶり高水準

2017/3/22 11:49
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 財務省が22日発表した2月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額は前年同月に比べ11.3%増の6兆3465億円となった。中国向けが1月末からの春節(旧正月)休暇が終わった反動で大幅に増えたのが主因だ。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は8134億円の黒字となり、黒字幅は2010年3月以来、6年11カ月ぶりの高水準だった。

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 2月の輸入額は1.2%増の5兆5331億円だった。原粗油の価格が円建てで前年と比べ75.5%上昇したため原粗油が69.9%増えた。

 貿易黒字が膨らんだのは、赤字を続けていた中国向けが5年ぶりに1118億円の黒字となったためだ。

 財務省は「(工場などが止まる)春節の日取りの影響が非常に大きい」とみている。今年の春節休暇は1月27日~2月2日で、2月中旬だった昨年に比べて工場が一斉に動き出す春節明けの期間が長かった。その影響で今年2月の日本から中国への輸出額は液晶デバイスや自動車部品が増え、28.2%増の1兆1966億円となった。

 アジア向けの輸出額も20.9%増と好調だった。香港向けの電子部品がけん引し、うち半導体等電子部品は21%増だった。

 対米輸出は自動車部品の増加などで0.4%増の1兆2232億円と2カ月ぶりに増加した。一方、輸入はシェールガスに由来する液化天然ガス(LNG)が1月から計上されているが、2月は86億円と額は小さい。貿易黒字は1.5%増の6113億円だった。

 今後の動向についてSMBC日興証券の宮前耕也氏は「米国、欧州、アジアと日本の主要相手国の経済が回復しており、当面は輸出の増加により黒字を維持する」とみている。

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