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APEC貿易相会合が開幕 自由貿易巡る米の姿勢焦点に

2017/5/20 11:21
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 【ハノイ=八十島綾平】21カ国・地域が参加するアジア太平洋経済協力会議(APEC)の貿易担当相会合が20日、ベトナムで開幕した。日本からは世耕弘成経済産業相が出席し、APEC域内の貿易のあり方や、中小企業の海外進出など地域経済の統合に向けた道筋を21日まで話し合う。

APEC貿易相会合に参加するライトハイザーUSTR代表(20日午前、ハノイ)

 会合で日本側は、電子商取引(EC)を域内で促進するための各国の規制見直しや、中小企業によるEC活用促進策などを提案する。

 会合には、15日に就任したばかりで、今回が国際会議のデビューとなる米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表も出席。「米国第一」に突き進むトランプ政権の担当閣僚が、アジア太平洋地域の貿易についてどのような考え方を示すか注目される。

 世耕氏は会合の合間にライトハイザー氏ら各国閣僚とも個別に会談する見通し。環太平洋経済連携協定(TPP)で合意した最先端の貿易ルールの重要性などを訴える。

 トランプ米大統領就任前の昨年11月に開かれたAPECの首脳宣言では「不平等や不均衡な経済成長による不確実性の高まりが、グローバリゼーションに疑問を投げかけている」と危機感を示し、「保護主義に対抗する」と明記した。

 今年のAPECで同様の姿勢を示せるかは不透明。まずは貿易相会合の閣僚声明で、自由貿易を重視する姿勢を打ち出せるかがポイントになる。

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