7月の輸出14%減、6年9カ月ぶり減少幅
貿易収支は黒字

2016/8/18 10:37
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 財務省が18日発表した7月の貿易統計速報によると、輸出額は5兆7284億円と前年同月に比べ14.0%減少した。落ち込み幅は2009年10月(23.2%減)以来、6年9カ月ぶりの大きさとなった。英国の欧州連合(EU)離脱決定に伴う円高の進行で、米国向けの自動車などが減少した。原油安で輸入額も大きく減り、差し引きで貿易収支は2カ月連続の黒字を確保した。

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 輸出額が前年同月を下回るのは10カ月連続。7月の通関ベースの為替レートは1ドル=103円14銭で、前年同月と比べ16.2%の円高だった。輸出数量は2.5%減となっており、円高が輸出額を大きく押し下げた。

 地域別に見ると北米や欧州、アジアなど主要地域全てで輸出額が減少した。北米は11.8%減、アジアは13.9%減(うち中国は12.7%減)だった。品目別では特に北米向けが落ち込んだ自動車(11.5%減)や、船舶(52.9%減)の減少が目立った。

 輸入額は24.7%減で、09年10月(35.5%減)以来の落ち込み幅だった。7月の原粗油の単価(通関ベース)は前年同月と比べ37.3%下落と、原油安が押し下げ要因となった。品目別では原粗油が42.6%減、液化天然ガス(LNG)が43.2%減だった。

 輸入の減少額が輸出の落ち込みより大きかったことで、貿易収支は5135億円の黒字となった。財務省は「英国のEU離脱決定に伴う英国向け輸出への影響は特に表れていない」としているが、世界経済の減速傾向が続くなか、輸出が伸びにくい状況が続くとの見方が多い。

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