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少女像「適切でない、最大限の努力」 韓国外相
岸田外相と会談

2017/2/17 22:39
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 【ボン=酒井恒平】20カ国・地域(G20)外相会合に出席するためドイツ訪問中の岸田文雄外相は17日午前(日本時間17日夜)、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と会談した。日本側の説明によると、韓国・釜山の従軍慰安婦を象徴する少女像設置について岸田氏が撤去を要求。尹氏は慰安婦問題を巡る2015年の日韓合意の履行を含め「可能な限り最大の努力を引き続き行う」と述べた。

会談前に韓国の尹炳世外相(左)と握手する岸田外相(17日、ドイツ・ボン)=外務省提供・共同

会談前に韓国の尹炳世外相(左)と握手する岸田外相(17日、ドイツ・ボン)=外務省提供・共同

 会談は約30分間で、韓国側が提案した。尹氏は「日韓合意を着実に実施していく」とした上で「外交公館前に造形物を設置することは国際的な礼譲に鑑み適切ではない」と語った。日本側によると尹氏は今後の対応も説明した。日本側同席者は「内容の詳細は控える。韓国側の対応を注視する」と述べるにとどめた。

 昨年12月、民間団体が韓国・釜山の日本総領事館前に少女像を設置したことを受け、日本は駐韓大使を一時帰国させた。会談ではこの措置も議題に上がったが、日本側は「帰任は諸般の事情を総合的に勘案し判断する」との立場を変えなかった。

 岸田氏は17日、中国の王毅外相とも会談した。北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、岸田氏は「国連安全保障理事会の常任理事国として建設的な対応を求める」と安保理制裁の厳格な履行を要求した。王氏も制裁履行の重要性に理解を示した。

 日中外相会談では、沖縄県・尖閣諸島を含む東シナ海情勢も協議した。日米首脳間では、尖閣が米国の対日防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用範囲であると確認済み。中国側は今回の会談で日米の対応を批判した可能性がある。

 今年は日中国交正常化45周年の節目にあたり双方が関係改善のため努力することでも一致した。

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