実質賃金、25カ月ぶりマイナス脱す 5月確報値

2015/7/17付
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 厚生労働省が17日に発表した5月の毎月勤労統計調査(確報値)によると、物価変動の影響を除く実質賃金指数が前年同月比で横ばいになり、2013年4月以来、25カ月ぶりにマイナスを脱した。6月30日発表の速報値では0.1%のマイナスだったが、確報値で上方修正した。企業業績の改善でボーナスなどの特別給与が伸びた。

 調査は従業員5人以上の事業所が対象になる。実質賃金指数は名目の賃金指数を消費者物価指数(CPI)で割って算出するため、国民の実感に近い。プラスになれば、物価上昇を上回るペースで賃金が上がっていることを示す。

 実質賃金は4月の速報値でいったん前年同月比でプラスになったが、確報値でマイナスに修正された。今回、実質賃金がマイナスを脱したのは特別給与の増加の影響が大きく、このまま安定してプラス基調が続くかどうかは不透明だ。

 5月の現金給与総額は前年同月比0.7%増の26万8520円と2カ月連続でプラスになった。内訳をみると、基本給を示す所定内給与が0.2%増の23万9506円、残業代などの所定外給与が1.4%減の1万8875円、ボーナスなどの特別給与は25.2%増の1万139円だった。

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