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日本政府、警戒強める 北朝鮮側に「ミサイル」抗議

2017/4/16 22:38
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 日本政府は16日の北朝鮮による弾道ミサイル発射は失敗だったとみているものの、挑発行為は続くとみて警戒を強める。日本政府は同日「北朝鮮による度重なる挑発行為を断じて容認できず、厳重に抗議を行い、強く非難した」と発表した。安倍晋三首相は18日に来日する米国のペンス副大統領と会談し、対北朝鮮で連携を確認する方針だ。

 首相官邸は16日、ミサイル発射を受け、北朝鮮情勢に関する対策室を中心に情報収集や分析を進めた。米太平洋軍が同日午前に「発射直後に爆発した」との見方を示すと、日本政府も午後3時ごろ「米国と同様の認識を有している」「米国や韓国と緊密に連携し情報の収集・分析に努めている」と発表した。

 防衛省幹部は「自衛隊としての分析には一定の時間が必要」と指摘する一方で「発射直後の爆発なので、確立していない新たな技術を試した可能性がある」との見方を示した。この時期に発射した狙いは「金日成主席の生誕105周年と、ペンス米副大統領の日韓歴訪へのけん制の両方の意味だろう」と分析した。

 米国は化学兵器を使用したシリアへの攻撃にあわせ、北朝鮮が挑発行為に出た場合に対抗措置をとる考えを示唆していた。日本政府関係者は「北朝鮮が新技術を使ったミサイルを発射したなら、米国のシリア攻撃の脅しが効かなかったことになる」との懸念を示した。

 「北朝鮮は失敗を恐れなくなっている」との指摘もある。日朝関係筋によると、最近はミサイル発射で失敗しても開発者の処分がされた形跡がないという。発射が単なる示威行動ではなく、技術向上を重視している可能性があるとの分析だ。

 北朝鮮は今月25日、朝鮮人民軍創建85周年を迎える。さらなる弾道ミサイルの発射や核実験などの挑発行為をとる可能性があるため、日本政府は警戒を続ける方針だ。

 首相は16日午前中は私邸で過ごしたが、午後は都内のジムで体を動かし、絵画鑑賞に出かけた。

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