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長嶺駐韓大使、大統領代行との会談調整へ 4日帰任

2017/4/4 10:41 (2017/4/4 12:15更新)
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 政府は4日夜、一時帰国中の長嶺安政駐韓大使をソウルの日本大使館に帰任させる。長嶺氏の帰任は1月9日以来、約3カ月ぶり。韓国・釜山に設置された従軍慰安婦を象徴する少女像設置への対抗措置として政府は異例の強硬策を採用したが、韓国政府が像の撤去へつながる具体的な行動をとることはなかった。

閣議後に記者団の質問に答える岸田外相(4日午前、首相官邸)=共同

 長嶺氏は4日午前、首相官邸で安倍晋三首相と会談し、韓国政府への対応策を協議した。長嶺氏は会談後、記者団に「大使として全力を尽くし、今の課題にあたる」と強調。帰任後に黄教安(ファン・ギョアン)大統領代行兼首相との会談へ調整を急ぐ考えを示した。

 岸田文雄外相はこれに先立つ閣議後の記者会見で、帰任の理由を(1)韓国次期政権の誕生に備える(2)北朝鮮問題を巡る情報収集が必要――と説明。慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」をうたった2015年の日韓合意に関し「長嶺大使から黄氏に履行を強く働きかけ、次期政権に継承してもらう」と強調した。

 5月9日投開票の韓国大統領選は、北朝鮮に融和的な姿勢を見せる「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏が有力な展開だ。北朝鮮が核実験やミサイル発射の構えを見せるなど東アジア情勢は緊迫している。政府は新政権への人脈づくりや、現政権から次期政権への引き継ぎに重きを置き、日韓関係の打開を探るべきだとの判断に傾いた。

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