首相「厳しい審判、深く反省」 都議選惨敗受け

2017/7/3 9:00 (2017/7/3 13:22更新)
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東京都議選の結果について、記者の質問に答える安倍首相(3日午前、首相官邸)
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東京都議選の結果について、記者の質問に答える安倍首相(3日午前、首相官邸)

 安倍晋三首相(自民党総裁)は3日午前、東京都議選での自民党惨敗について「大変、厳しい都民の審判が下された。わが党への厳しい叱咤(しった)と深刻に受け止め、深く反省しなければならない」と述べた。「安倍1強」が揺らぐ中、首相は態勢の立て直しを急ぐが、求心力の低下は避けられない。一方、小池百合子都知事は国政進出に含みを残した。

 首相は首相官邸で記者団の質問に答え「今後、党一丸となってしっかりと態勢を整えて、結果を出すことで国民の信頼を回復していきたい」と強調。敗因に関しては「安倍政権の緩みがあったとの厳しい批判がある」と指摘した。「国政にいっときの停滞も許されない。反省すべき点は反省し、謙虚に、丁寧にやるべきことはしっかりと前に進めていかなければならない」とも語った。

 自民党は3日午前、首相も出席して臨時役員会を開き、国民の信頼回復に全力を挙げることを確認。政権を結束して支えることでも一致した。首相は「何ができるか考えてほしい」と指示した。下村博文幹事長代行は都議選惨敗の責任をとり、都連会長を辞任する意向を表明した。

 同日昼には官邸で政府・与党連絡会議を開き、自民、公明両党の連携を確認した。公明党は都議選で小池氏が率いる地域政党「都民ファーストの会」と協力したが、国政レベルは引き続き自民党との連携を続ける。会議後、首相は公明党の山口那津男代表と個別に会談。山口氏は「都政と国政は別だ」と語り、首相は「初心に帰って、丁寧に結果を出すのが大事だ」と強調した。

 菅義偉官房長官は記者会見で「地域の課題を争点とする地方選挙の結果が両党の協力関係に直ちに影響を与えるとは考えていない」と述べた。ただ、自民党内には「公明党と共に戦っていれば結果は違った」と不満がくすぶる。

 首相は8月末までに内閣改造を実施する方向で検討している。稲田朋美防衛相や金田勝年法相らの処遇が焦点となりそうだ。閣僚経験者の一人は「安易なびほう策だけではこのトレンドは変わらない」と人心一新を求めた。

 小池氏は3日、都内で記者会見し、都民ファーストの会として国政進出を目指すという見方について「いまそういう状況にはない。『都民ファースト』ならぬ『国民ファースト』をベースに考えていく必要がある。そういう人が増えていけば、国民にとってもいいこと」と含みを残した。

 都民ファーストの会は、公認候補50人中49人が当選。さらに無所属で当選した6人を追加公認し、55人で第1党としてスタートを切る。公明党などと合わせ、小池支持勢力は都議会の過半数(64議席)を大きく超える79人となる。

 小池氏は「都民の皆さんの『古い議会を新しく』との期待を受け、第1党にのぼり詰めることができた。都民の代表としての責任を背負い、いい都政をお互いにつくるだけの努力をしたい」と話した。

 東京都選挙管理委員会は3日、2日投開票の都議選で投票者数の集計ミスがあったと発表し、当初51.27%としていた確定投票率を51.28%に訂正した。

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