中国と九州・沖縄、景気判断引き上げ 東海は下方修正 日銀地域経済報告

2016/10/17 15:39
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 日銀は17日発表の10月の地域経済報告(さくらリポート)で、全9地域のうち中国と九州・沖縄の2地域の景気判断を引き上げた。一方、東海地域は引き下げた。東海の下方修正は2013年1月以来。

 中国と九州・沖縄は前回7月に引き下げたばかり。中国は三菱自動車の軽自動車の生産が再開し、7月時点で生産を下押ししていた要因が減った。九州・沖縄は熊本地震の影響が薄れた。

 輸出産業の比重が高い東海は個人消費の一部に弱めの動きがあるとして景気判断を引き下げた。台風上陸などの天候不順も響き、百貨店の売り上げを下押しした。円高・ドル安の進行で所得の先行きに不透明感が強まった可能性もある。

 項目別では、設備投資で北海道と九州・沖縄を除く7地域が「増加」との表現を使った。個人消費は東海など5地域が「一部に弱めの動きが見られる」などと報告。2地域が「回復」、2地域が「持ち直し」とした。

 住宅投資は2地域が「増加」、6地域が「持ち直し」と報告した。調査統計局によると「住宅ローン金利が低下し、個人の住宅購入のほか相続税対策などの貸家が増えている」という。

 日銀は各地域の経済情勢を分析して3カ月後に報告書を公表している。各地域の判断は以下の通り(↑は上昇修正、↓は下方修正、→は据え置き、カッコ内は前回の判断)。

▽北海道【→】緩やかに回復している

(緩やかに回復している)

▽東北【→】生産面に新興国経済の減速に伴う影響などがみられるものの、基調としては緩やかな回復を続けている

(生産面に新興国経済の減速に伴う影響などがみられるものの、基調としては緩やかな回復を続けている)

▽北陸【→】一部に鈍さがみられるものの、回復を続けている

(一部に鈍さがみられるものの、回復を続けている)

▽関東甲信越【→】輸出・生産面に新興国経済の減速に伴う影響などがみられるものの、緩やかな回復を続けている

(輸出・生産面に新興国経済の減速に伴う影響などがみられるものの、緩やかな回復を続けている)

▽東海【↓】幾分ペースを鈍化させつつも緩やかに拡大している

(自動車関連での工場事故や熊本地震の影響から輸出・生産面に振れが見られるものの、基調としては緩やかに拡大している)

▽近畿【→】緩やかに回復している

(輸出・生産面に新興国経済の減速の影響がみられるものの、緩やかに回復している)

▽中国【↑】緩やかに回復している

(一部に弱めの動きがみられるものの、緩やかに回復している)

▽四国【→】緩やかな回復を続けている

(緩やかな回復を続けている)

▽九州・沖縄【↑】熊本地震の影響が和らぐもとで、緩やかに回復している

(熊本地震の影響により急速に下押しされた後、観光面などで弱い動きが続いているものの、供給面の制約は和らいできており、緩やかに持ち直している)

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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