GPIF、運用益4.7兆円 10~12月期 株反発でひとまず持ち直し

2016/3/1 16:42
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 公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が1日発表した2015年10~12月期の運用成績は、4兆7302億円の黒字だった。期間収益率は3.56%で15年7~9月期(マイナス5.59%)から改善。国内外の株式相場が反発したことが寄与し、2四半期ぶりにプラスとなった。ただ、年明け以降は世界的な株価下落の影響を受けており、16年1~3月期は再びマイナス運用となる可能性も高まっている。

 15年12月末時点の運用資産額は139兆8249億円で9月末時点(135兆1087億円)から増えた。資産構成別の収益の内訳(市場運用分)は国内株式が2兆9660億円、外国株式は1兆5854億円の黒字となった。国内債券は3785億円の黒字となる一方、外国債券は2179億円の赤字だった。

 GPIFは14年10月末の運用改革で株式比率を国内外で25%に高める方針を決め、株式投資を増やしてきた。15年12月末時点の積立金全体の資産構成は、外国株の比率が22.82%と同9月末時点(21.64%)から上昇し、過去最高となった。国内株は23.35%(9月末は21.35%)に上がり、過去2番目の高さだった。

 一方、国内債は37.76%(同38.95%)に下がり、過去最低を更新した。GPIFが目安の中心値とする35%は上回った。外債の比率は13.50%で、9月末から0.1ポイント低下したが、過去2番目の高さだった。

 GPIFを巡っては、厚生労働省が改革案を2月に自民党の会合で示した。理事長に権限が集まる運営体制を改め、専門家らを加えた合議制に変えることが決まり、同省は関連法案を今国会に提出する予定。一方、焦点だった株式の自主運用の解禁は当面見送りとなった。

【GPIFの資産構成】

     15年12月末(15年9月末)

国内債券   37.76%(38.95%)

国内株式   23.35%(21.35%)

外国債券   13.50%(13.60%)

外国株式   22.82%(21.64%)

短期資産   2.57%(4.46%)

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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