法人企業統計、設備投資1.3%減 7~9月期、14四半期ぶりマイナス

2016/12/1 10:13
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 財務省が1日発表した7~9月期の法人企業統計によると、金融業・保険業を除く全産業の設備投資は前年同期比1.3%減の10兆3521億円だった。マイナスは14四半期ぶり。製造業、非製造業ともに減った。経常利益は11.5%増と4四半期ぶりに増加。7~9月としては過去最高になった。非製造業の大幅な伸びが寄与した。

 産業別の設備投資動向は製造業が1.4%減と9四半期ぶりに減少した。前年の工場新設や生産能力の増強投資の反動が情報通信機械や生産用機械で出た。非製造業は1.3%減と2四半期連続のマイナス。建設業で前年にあった自社ビル建設の反動減が響いた。情報通信業では基地局など通信設備投資が減った。

 国内総生産(GDP)改定値を算出する基礎となる「ソフトウエアを除く全産業」の設備投資額は、季節調整済みの前期比で0.4%増と4四半期ぶりにプラスを確保した。内訳は製造業が2.5%減で、非製造業は2.1%増だった。

 経常利益は前年同期比11.5%増の16兆9639億円だった。非製造業は24.5%増と3四半期ぶりのプラス。サービス業で持ち株会社の子会社からの受取配当金が増えた。受注環境の良好な建設業で工事利益率が改善した。製造業は12.2%減と5四半期連続のマイナスだった。輸送用機械で円高による利幅が縮小した。

 全産業の売上高は、前年同期比1.5%減の323兆1626億円にとどまった。製造業は3.4%減と5四半期連続で減収。情報通信機械でスマートフォン(スマホ)向け電子部品の価格が下落した。円高・ドル安の影響から、円換算の売り上げが減った。鋼材の供給過剰で鉄鋼の販売価格が下がった。非製造業も0.7%減と4四半期連続で減った。小売業で婦人衣料が不振で、インバウンド消費の客単価下落も響いた。建設業では着工の遅れから売り上げが減った。

 同統計は資本金1000万円以上の企業収益や収益動向を集計。今回の7~9月期の結果は、内閣府が8日発表する同期間のGDP改定値に反映される。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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