オランダ下院選、与党が第1党維持へ 極右届かず

2017/3/16 5:43
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 【ハーグ=森本学】15日投開票のオランダ下院選挙(定数150議席)で、ルッテ首相率いる中道右派の自由民主党(VVD)が31議席程度を獲得し、第1党を維持する見通しとなった。「反イスラム」などを主張し、一時は世論調査でトップを走っていたポピュリズム政党で極右の自由党は現有の12議席から19議席程度へ議席を伸ばしたものの、終盤にかけて失速し、VVDに差を広げられたもようだ。

15日、オランダ・ハーグで下院選の投票をするルッテ首相=ロイター
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15日、オランダ・ハーグで下院選の投票をするルッテ首相=ロイター

 公共放送のオランダ放送局(NOS)が15日午後9時(日本時間16日午前5時)の投票締め切り直後の出口調査の結果として伝えた。

 VVDは第1党を維持したものの、現有の40議席からは大きく議席を減らす見通し。VVDと連立政権を組む労働党は現有35議席から9議席へと退潮が鮮明になったもようだ。欧州でポピュリズムが勢いづく状況にはならなかったが、与党に対する「反対票」の根強さが改めて浮き彫りになった。

 今回の下院選で躍進が際立ったのが、環境政党のグリーン・レフトで現有4議席から16議席程度へ伸ばしたもようだ。若者らを中心に、主流政治への不満の受け皿となったとみられる。

 オランダでは第1党の党首が首相に就くのが慣例。VVDを軸にした連立政権を模索する見通しだが、今回は4党以上での連立が不可避で、連立交渉は難航しそうだ。オランダでは選挙後の政権樹立までに平均で2カ月程度かかっている。

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