トーゲル氏「日本の女性活用は転換点を迎えた」 本社シンポ

2015/12/12 19:17
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 日本経済新聞社は12日、女性の社会進出の現状と課題について議論する「グローバル・ウーマン・リーダーズ・サミット」を東京都港区で開催した。スイスに拠点を置く世界トップクラスのビジネススクールIMDで「女性向けリーダーシップ・プログラム」を主催するギンカ・トーゲル教授が基調講演。女性活躍推進法が成立した日本について、「日本は転換点を迎えた。みなさんが変化を起こしてほしい」と語った。

■「ジェンダーの問題は着実に改善」

講演するIMDのギンカ・トーゲル教授(12日、東京都港区)
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講演するIMDのギンカ・トーゲル教授(12日、東京都港区)

 トーゲル氏は女性が上級管理職にいる企業の業績が好調との調査結果や、企業における女性管理職の割合の上昇などを紹介。取締役の4割が女性のノルウェーなどの事例を挙げ、「ジェンダー(性別)の問題は着実に改善している。一定数の女性を登用するクオータ制(割当制)など、何らかの目標値を設定することで女性活用のスピードが速くなる」と述べた。

 女性活躍推進法の成立により、来年4月から従業員301人以上の企業については女性活用の数値目標の導入などが義務づけられる。トーゲル氏は聴衆に対し、「日本は転換点を迎えた」として女性活用が進展するとの見方を示した。成長戦略の柱として女性の登用を掲げた安倍晋三首相については「ジェンダーの問題を重要な課題としてとらえた数少ないリーダーのひとり」と評価した。

■「ロールモデルは必要ない」

パネル討論する(左から)IMDのギンカ・トーゲル教授、三菱東京UFJ銀行のイヴォンヌ・コルプス グローバル人事室室長、気仙沼ニッティングの御手洗瑞子社長(12日、東京都港区)
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パネル討論する(左から)IMDのギンカ・トーゲル教授、三菱東京UFJ銀行のイヴォンヌ・コルプス グローバル人事室室長、気仙沼ニッティングの御手洗瑞子社長(12日、東京都港区)

 パネルディスカッションでは、三菱東京UFJ銀行のグローバル人事室室長イヴォンヌ・コルプス氏、気仙沼ニッティング創業者の御手洗瑞子氏が加わり、「女性リーダーの強みと課題」について話し合った。コルプス氏は「世の中の不確実性が増しており、すべてを1人で意思決定するのは不可能。リーダーは協業を促す役割が求められている」と女性リーダーの強みを分析。「チャンスがあればしり込みせず、強い意志を持ってすすんでほしい」と語った。

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