首相、トランプ氏とゴルフ スコアにも注目

2017/2/12 2:47
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 【パームビーチ=地曳航也】フロリダ州パームビーチを訪問している安倍晋三首相は11日午前(日本時間12日未明)、トランプ米大統領とゴルフを始めた。「リラックスした雰囲気の中でたっぷりと時間をかけて両国、地域、世界の未来に向けて私たちが何をすべきか、何ができるかについてじっくり話したい」と信頼関係の構築に重きを置くが、スコアも注目だ。

11日、米フロリダ州でゴルフを楽しみ、ハイタッチする安倍首相とトランプ米大統領(同大統領のツイッターより)=共同

 首相とトランプ氏がプレーしているのはパームビーチの同氏の別荘「マール・ア・ラーゴ」の近くにある「トランプ・ナショナル・ゴルフ・クラブ・ジュピター」。ホームページによると、帝王ジャック・ニクラウスがデザインした。映える緑の芝に絶妙に配置された池や白いバンカーが美しさを添えるが、難コースとの呼び声が高い。

 両首脳は11日午前9時過ぎ、ゴルフウエア姿で宿泊していた別荘を出て大統領専用車「ビースト」に乗り込んだ。快晴で気温23度、絶好のゴルフ日和のなか、プレーは午前10時過ぎに開始。後半はトランプ氏が近くに所有するもう1つの「トランプ・インターナショナル・ゴルフ・クラブ・ウエスト・パームビーチ」に移動する見通しだ。

 当初は昭恵夫人、トランプ氏の長女イバンカさんとともにラウンドする案もあったが、昭恵さんは午前中、メラニア夫人とともに、近郊の日本庭園を散策し、ゴルフに参加しなかった。日本時間11日未明時点で、両首脳が誰と回っているかは明らかになっていない。

 トランプ氏が大統領選に勝利した直後の昨年11月17日、ニューヨークのトランプ・タワーで両氏が初めて顔を合わせた際、首相はトランプ氏にドライバーを、トランプ氏はゴルフウエアを送り合った。その際のプレゼントを実際に使用しているかにも関心が集まる。

 今回、首相とトランプ氏が初の首脳会談に合わせて一緒にゴルフをする話は、1月28日に両首脳が電話協議をした際、11月の会談時のプレゼントが話題になったのがきっかけとなった。首相が「いつか一緒にゴルフをしましょう」と誘うと、トランプ氏が「(ワシントンでの首脳会談の)翌日にフロリダでやろう」と即決した。

 今回のゴルフの主眼は信頼構築だ。外務省関係者は「トランプ氏はビジネスマン。ゴルフをしながら仕事の話もするだろう」と実質的な首脳会談になる可能性も指摘する。一方でスコアにも注目だ。トランプ氏は電話協議の際、冗談めかして「うまくなかったら一緒に回らないよ」と語ったとする関係者の証言もある。米メディアによると、トランプ氏はシングルの腕前。首相は自身のスコアを「国家機密」としているが、別の関係者によると90~100台で回ることが多いという。

 首相は訪米の一週間前の週末、長谷川栄一首相補佐官らとゴルフに出かけた。練習とみるのが自然だろう。「私の腕前は残念ながら大統領にはかなわないと思う」。トランプ氏とのゴルフを翌日に控えた10日の首脳会談後の共同記者会見で、首相はトランプ氏に率直に語り、こう続けた。「私のポリシーは『ネバー・アップ、ネバー・イン』。常に狙っていく。刻むという言葉は私の辞書にはない」。「ネバー・アップ、ネバー・イン」とはゴルフの格言で、パッティングの時、カップに届かなければ入りようがないが、届けば少なくとも入る可能性が出る。強気のゴルフの宣言だ。

 外務省によると、日米両首脳がゴルフするのは、1957年に首相の祖父、岸信介首相(当時)とアイゼンハワー大統領(同)がワシントン郊外のゴルフ場でプレーして以来、約60年ぶり。首相は訪米前、祖父が首相に語った思い出話を記者団に披露した。「いいプレーをすることもあれば悪いプレーをすることもある。目の前でホールを外して悔しがるアイゼンハワーの姿を見て2人の距離は急速に縮まった」。

 その時のスコアはアイゼンハワー大統領が74、岸首相が99。今回、首相とトランプ氏はどんなスコアで回るのだろうか。

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