浜渦氏「水面下交渉が豊洲移転推進」 百条委一問一答

2017/3/19 19:40
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 東京都の豊洲市場(江東区)を巡る問題で、都議会の百条委員会は19日、浜渦武生元副知事を証人喚問した。東京ガスと用地買収交渉をした浜渦氏が2000年に「水面下でやりましょう」と持ち掛けたとされる経緯については「『水面下』という言葉は東ガスの提案だ」と反論。一方で水面下の交渉が「事業を推進した」との認識を示した。主なやり取りは以下の通り。

豊洲市場移転問題に関する都議会の百条委員会の証人喚問で、答弁する浜渦武生元副知事(19日午後)
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豊洲市場移転問題に関する都議会の百条委員会の証人喚問で、答弁する浜渦武生元副知事(19日午後)

 【自民・発地易隆氏

 ――豊洲移転について石原慎太郎元知事は就任前からの既定路線だったと発言した。見解を。

 「私が担当したのは副知事になってから。特別秘書の時は知事ブリーフィングに同席していた。その時すでに豊洲移転はテーマになっていた」

 ――00年に浜渦氏が東ガス側に「水面下でやりましょう」と発言したとされるが、どういう意味だったか。

 「『水面下』という言葉は東ガスの方から提案があった。すでに(市場移転の話より先に)豊洲・晴海開発の話が進んでおり、(市場移転の話が急に出ると)自分たちがもたないから水面下でやらせてほしいという趣旨だった。交渉は先方の意向を忖度(そんたく)しないとうまくいかないので、(東ガス側に)結構ですと申し上げた」

 ――いつまで市場の担当をしていたのか。

 「私は(豊洲移転に関する01年7月の)基本合意までで、そこから先は触っていない」

 【自民・河野雄紀氏

 ――豊洲の土壌汚染をどう考えていたか。

 「土壌汚染があるのは承知していた。きれいにするのは東ガスに責任を持ってやってもらわないといけない。経験・能力があるのは東ガスだ」

 ――改めて「水面下」の意味は。

 「東ガスが使ったので私もそれに応じた。『水面下』という単語を悪い言葉だと私は思っていない。事業を推進した言葉だ」

 【公明・谷村孝彦氏

 ――01年7月には浜渦氏が東ガス側と交わした基本合意以外に、東ガスが土壌汚染対策費、都が護岸工事費を負担するなどとした確認書を結んでいる。存在を知っていたか。

 「文書があったことすら知らない」

 【東京改革・浅野克彦氏

 ――豊洲問題について副知事退任以降も相談はなかったのか。

 「全くない。都が私を迷惑がっていた」

 【共産・吉田信夫氏

 ――基本合意の後は分からないというが、03年5月に担当部長らが土壌汚染対策に関して相談する浜渦氏宛ての文書がある。受け取った覚えは。

 「ありません」

 ――基本合意には汚染対策について書かれていない。交渉時に東ガス側と確認があってしかるべきだったのではないか。

 「交渉は文書だけではない。一番は人間関係、信頼関係だ。東ガスが対策はするということで進んでいた」

 【都民ファースト・音喜多駿氏

 ――確認書を結んだ当時の担当の野村(寛)部長から内容の報告は受けていないのか。

 「私は赤星(経昭)理事を通じて指示し、報告も受けている」

 【生活者ネット・小松久子氏

 ――確認書が瑕疵(かし)担保責任の放棄への第一歩だったのでは。

 「それは皆さんのお考えであって、そういうことではない」

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