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川崎国際戦略拠点に東急系ホテル 廃プラ由来の水素利用

2017/5/17 7:00
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 研究機関が集積する川崎市の殿町国際戦略拠点「キングスカイフロント」に、東急ホテルズ(東京・渋谷)が2018年春、「東急REIホテル」を開業する。部屋数は200室で、同地区を訪れる研究者・技術者の滞在需要に応える。多摩川を挟んで羽田空港の対岸に位置する立地の良さも最大限に生かす計画だ。燃料電池のエネルギー源として、ホテルで世界初となる使用済みプラスチック由来の水素を使う。

 川崎市や東急ホテルズなどが16日、ホテルの概要を発表した。羽田空港から車で約10分の多摩川に面した場所に立地する。延べ床面積約7530平方メートルの5階建てで、客室の8割はシングル、残り2割がツインになる予定。稼働率80%以上を目指す。

 キングスカイフロントの中で東急REIホテルが開業する区域は大和ハウス工業が土地を取得し、研究棟5棟を建設するほかホテルやコンビニエンスストアなど生活利便性を高める施設の整備を進めている。ホテルの建物は芙蓉総合リースが所有し、東急ホテルズに賃借する。

 使用済みプラスチックを分解して製造した水素を使い、燃料電池による発電と給湯でホテル全体のエネルギーの約30%を賄う計画。現在、昭和電工の川崎事業所で水素を取り出し、アンモニア生産の原料として利用しており、その一部をパイプラインでホテルに常時供給する。

 ホテル業界ではハウステンボス(長崎県佐世保市)内の「変なホテル」が太陽光で発電した電気を使い水を電気分解した水素を利用している。使用済みプラスチック由来の水素をホテルで利用するのは今回が世界初の試みという。

 「東急REIホテル」は東急ホテルズの中では最もカジュアルで宿泊料金も廉価なブランドだが、カフェやテラスレストラン、会議室、大浴場なども設け、研究者同士や地域住民との交流・連携機能も持たせる。同社の小林昭人社長は記者会見で「ただ泊まるだけでなく、滞在を楽しむライフスタイルホテルにしたい」と述べた。

 川崎市がいすゞ自動車の工場跡地で開発を進めているキングスカイフロントには、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の東京サイエンスセンターなどがすでに進出済み。20年には多摩川対岸の羽田空港との間に連絡橋も開通する予定。利便性がさらに高まり訪日外国人(インバウンド)の利用の増加も見込んでいる。

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