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青森のフォルテ、中国ネット通販で東北産品を販売

2016/6/9 7:00
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 システム開発のフォルテ(青森市)は中国インターネット通販大手の京東集団が運営する電子商取引(EC)サイトで地域の物産を販売する事業を始める。7月にも京東のサイト内に青森県の物産を専門に販売する「青森館」を開店し、順次、岩手や秋田など他県の専門サイトも開く。中国ではネット経由で海外商品を購入する「越境EC」が拡大しており、市場開拓のツールに育てる。

 「青森館」など専門サイトは京東集団が運営する海外商品専門の越境ECサイト「京東全球購」内に設ける。専門サイトの管理や決済は提携企業のBSCCが当たる。BSCCは中国・深圳を拠点とする日系企業向けコンサルティング会社。フォルテは日本側でメーカーや卸会社などから商品をコンテナ単位で仕入れてBSCCに送る。

 初年度は20フィートコンテナで20個、中国で約1億4000万円の売り上げをめざす。

 青森館では当面、観光施設や新青森駅などで土産物店を運営する企業1社から仕入れた商品だけを扱い、軌道に乗れば、仕入れ先企業や取り扱い商品を増やすほか、青森館で青森の観光情報も発信し中国人観光客の誘客につなげる。

 同様の仕組みを岩手や秋田、北海道など他の都道府県にも広げていく方針で、フォルテの葛西純社長は「『岩手館』『秋田館』とローカルに徹したサイトをどんどん開設し、日本の地域密着型ポータルサイトへ成長させたい」と話している。

 フォルテは本業のシステム開発でBSCCとかねて提携している。同社関係者が青森県を訪れた際、食品などの物産を高く評価し、サイト開設の提案があったという。

 京東集団はアリババ集団に次ぐ中国第2位のネット通販企業で、「京東全球購」内に昨年6月、日本製品専門サイト「日本館」を開設している。

 中国では海外旅行から帰国後、越境ECで旅行先の商品を購入する人が多い。経済産業省は中国人がネット通販サイトで日本製品を個人輸入する越境ECの市場規模は、2015年の8000億円から18年には1兆4000億円に拡大すると推計している。

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