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JR貨物社長、鉄道で初の営業黒字見通し 17年3月期

2017/3/31 18:36
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 日本貨物鉄道(JR貨物)の田村修二社長は31日に開いた記者会見で2017年3月期の鉄道事業が「2億~3億円の営業黒字になる見通しだ」と明らかにした。黒字は鉄道事業を含めた部門別収益を公開した07年3月期以降で初めて。トラック運転手の不足を背景に輸送手段を鉄道に切り替える「モーダルシフト」が追い風となる中、経営の効率化が実った。

 同日発表した22年3月期まで5カ年の中期経営計画では、最終年度に連結売上高で2000億円以上、経常利益で100億円以上を目標として盛り込んだ。鉄道事業(単体ベース)では「利益を数十億円上乗せしたい」との考えを示した。

 自信を支えるのは好調な需要だ。アサヒビールとキリンビールが貨物列車を使ってビール系飲料を共同輸送する取り組みを1月に始めるなど需要が伸びている。モーダルシフトへの需要の取り込みに向け、長期的な収益の貢献が見込める専用列車など顧客の獲得に注力するという。

 期間中には、約1620億円の設備投資を計画する。21年までに「東京貨物ターミナル駅」(東京・品川)に350億円をかけ大型物流施設を整備する投資などを盛り込んだ。同物流施設では荷主企業や物流事業者が複数で入れるようにし、様々なニーズに応えて鉄道輸送につなげる。

 同社は鉄道事業を黒字化し、持続的に100億円の連結経常利益をあげ「経営の自立化」を達成できた段階で、上場できる体制づくりを始めるとしてきた。実際は鉄道建設・運輸施設整備支援機構を通じて同社の全株を保有する国の判断となる。田村社長は改めて今回の中計の期間中で「上場できる準備を整えておく」と強調した。

(企業報道部 新沼大)

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