NEC、ナノ炭素の新素材発見 電気の通しやすさ10倍

2016/6/30 22:42
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 NECは30日、新たなナノ炭素素材を発見したと発表した。細長い構造で表面がけば立っているため「カーボンナノブラシ」と名付けた。電気の通しやすさは同社の従来ナノ炭素素材の10倍以上で、リチウムイオン電池の電極に応用すれば充放電の時間が10~15%短くなる利点があるという。来年度にも大学や研究機関にサンプルを提供し、共同研究を始めたい考えだ。

 新素材は直径が100ナノ(ナノは10億分の1)メートル、長さが1~10マイクロ(マイクロは100万分の1)メートル。同社の飯島澄男特別主席研究員が1991年に見つけた代表的なナノ炭素素材である「カーボンナノチューブ」(筒状炭素分子)に似た構造だが、側面に突起がたくさん出ている。

 新素材は電気を通しやすいため、リチウムイオン電池のほか、電子部品などへの活用を見込んでいる。製造工程は、カーボンナノチューブが牛の角のように変形した別のナノ素材である「カーボンナノホーン」とほぼ同じ。装置を新たに開発する必要がなく、低コストで量産できる見通しだ。

 飯島特別主席研究員は「導電性が高く、表面積が大きい魅力的な素材だ」と話す。

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