アステラス、特許切れ薬を投資ファンドに売却

2017/3/28 19:12
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 アステラス製薬は28日、特許が切れた医薬品(長期収載品)を投資ファンドのユニゾン・キャピタルに売却すると発表した。売却額は201億円で、抗潰瘍剤「ガスター」など16製品を譲渡する。後発薬の浸透や薬価の引き下げで今後の収益性が見えづらくなっていた。得た資金はがんや眼科領域など成長分野の投資へ振り向ける。

 譲渡する製品の売上高は2016年3月期で290億円だった。高血圧治療剤から抗生物質、抗精神病剤まで分野を絞らず広く売却する。4月末から権利の移管を始めて、20年4月までに完了する。今後の製造・販売はユニゾンが新設したLTLファーマが担う。新会社には権利のみを移す。

 アステラスは新薬の開発で稼ぐ姿勢を明確にしており、特にがん・眼科など専門性が高く、参入障壁の高い領域へ注力する。売却品は生活習慣病など非中核の製品が多く選択と集中を進める。

 長期収載品を巡っては、14年度に後発品の浸透率が一定に達するまで薬価を下げる制度が導入され、中長期で採算性を保つのが難しくなった。

 16年には武田薬品工業が特許切れ薬の事業を武田テバ薬品(滋賀県甲賀市)へ移管。塩野義製薬も後発薬2社へ計24製品を売却した。

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