自動運転車など報道陣に公開 東京モーターショー29日開幕

2015/10/28 8:55 (2015/10/28 12:28更新)
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 世界の自動車メーカーが出展する「第44回東京モーターショー2015」が東京ビッグサイト(東京・江東)で28日、報道機関向けの事前公開を始めた。各社は自動運転技術を導入したコンセプト車など最先端の車を披露する。

「ニッサンIDSコンセプト」を発表する日産のゴーン社長(28日午前、東京都江東区の東京ビッグサイト)
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「ニッサンIDSコンセプト」を発表する日産のゴーン社長(28日午前、東京都江東区の東京ビッグサイト)

 29日に開幕し、一般公開は30日から11月8日まで。11カ国から160社が参加する。トヨタ自動車やホンダなど各社は燃料電池車(FCV)や電気自動車(EV)など環境性能を高めた車のほか、新開発のハイブリッドシステムを搭載したスポーツカーなどを展示する。環境性能に加え、自動運転や安全技術に関する各社の展示が充実したのが今年の特徴だ。世界初公開の車両76台、日本初公開の車両68台を集める。

 トヨタ自動車は世界初公開となるFCVのコンセプト車「FCVプラス」を出展する。電力を「つくる」「あげる」などをテーマに開発した。自宅などに駐車している際は発電機として使え、つくった電気を他の自動車や地域の電力網に供給することができる。12月に発売予定の新型「プリウス」を日本で初めて一般公開する。

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 ホンダは同社初となる量産型の燃料電池車(FCV)を披露した。名称は「クラリティフューエルセル」と発表。八郷隆弘社長は「環境性能はもちろん、運転の楽しさや使う喜びも持つ」と説明した上で「FCVを当たり前の乗用車にすることを目指している」と述べた。

 16年3月に日本で発売した後、米国や欧州でも展開する。日本では自治体などへのリース販売から始め、通常販売の価格は766万円。1回の水素充填で700キロメートル以上走り、大人5人が乗ることができる。FCVとつなぐ外部給電器も発売し、一般家庭が使う7日分の電力を供給でき、「CO2フリーなエネルギー循環で、暮らしをより便利にする」(八郷社長)と強調した。

 日産自動車は2020年以降の自動運転車をイメージしたコンセプト車を出展。期間中は電気自動車(EV)「リーフ」をベースにした自動運転車のデモ走行も披露する。カルロス・ゴーン社長は「16年以降、自動運転の技術を盛り込んだクルマを世界で投入していく」と述べ、「世界は新しい時代に突入した。日産にとって大きなチャンスだ」と強調した。

 スズキは小型車「ソリオ」にモーターの力だけで走行できる本格的なハイブリッド車(HV)を設定し、参考出品した。来年中をめどに一般販売する。スズキのHVはモーターでエンジンの駆動を補助する機能にとどまっていた。

RX-VISIONを発表するマツダの小飼社長(28日午前、東京都江東区の東京ビッグサイト)
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RX-VISIONを発表するマツダの小飼社長(28日午前、東京都江東区の東京ビッグサイト)

 マツダは12年に生産を終了したロータリーエンジンを搭載したコンセプト車を用意した。小飼雅道社長は「私たちの将来の夢を形にした。まだ技術的な課題はあるが、開発を進める」と述べた。市販の可能性については「まだ分からない。環境性能を相当高める必要がある」と慎重な姿勢を示した。

 東京モーターショーは1954年に「全日本自動車ショウ」の名称で始まり、今回が60周年の位置づけとなる。入場者数は200万人を超えた1991年をピークに減少傾向で、世界の自動車ショーにおける地位低下が懸念されている。主催の日本自動車工業会は11月8日までの会期中に前回の90万人を上回る来場者数をめざしている。

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