18年新卒採用見通し「増える」13.5% リクルート調べ

2016/12/20 17:00
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 リクルートホールディングスが20日発表した2018年新卒採用の調査で、大学生・大学院生の採用が17年より「増える」と答えた企業は13.5%となった。7年連続で「増える」が「減る」(5.7%)を上回った。飲食サービス業や小売業なと、人手不足が顕著な業種を中心に採用意欲が高まっている。

 調査は全国の7194社を対象に10~11月に実施し、4768社から回答を得た。大学生・大学院生の採用見通しを業種別でみると、「増える」と回答した割合が最も多かったのは飲食サービス業(26.0%)だった。小売業(22.2%)や情報通信業(18.0%)も積極的な採用を続ける見通しだ。

 女性の新卒採用にも引き続き高い意欲をみせている。18年卒の採用で女性比率を高める企業は17.9%と17年(14.1%)を上回った。特に建設業や製造業で、前年より女性比率を高める割合が増えている。リクルートワークス研究所の戸田淳仁主任研究員は「理系やエンジニア職などで女性を採用する動きが高まっている」と分析する。

 採用意欲は引き続き高いが、18年卒の採用で「増える」と回答した割合から「減る」を引いた指数は7.8ポイントとなり、17年の9.2ポイントを下回った。マイナス金利の導入で業績が悪化した金融で採用を抑制する動きが出ていることが影響しているという。

 18年卒の学生の就職活動は企業説明会の解禁が来年3月、選考のための面接解禁は6月になる。18年卒は前年と同じ日程となるが、「17年卒と比較すると、企業はインターンシップ(就業体験)などを通じて早い段階で学生と接点を持ち始めている」(戸田氏)。

 ユニ・チャームは来年2月に営業や生産の仕事を学ぶインターンを実施する。今年は2月と4月に分けて開催していたが、来年は2月の参加枠を増やし、より早く多くの学生と接点を持ちたい考えだ。イトーヨーカ堂は年明けに初めて冬のインターンを導入し、商品開発の戦略構築を学生に体験してもらう。

 自社の仕事を知ってもらうために有効なインターンだが、準備など会社への負担は大きい。そこで最近広がっているのが1~2日の短期型インターンだ。桜美林大学リベラルアーツ学群3年の女子学生は「学業に支障があるから1~2日間のインターンが参加しやすい」と話す。より多くの企業のインターンに参加したい学生にとっても好評だ。

 経団連はこれまでインターン期間を「5日間以上」としてきたが、規定を廃止し1日から認める方針。ただ、短期インターンは事実上の企業説明会との指摘もあり、大学からは「学生の混乱を招く」との懸念も出ている。(潟山美穂)

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