バルミューダ、蒸気で炊く炊飯器 2月下旬発売

2017/1/12 13:50
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 家電ベンチャーのバルミューダ(東京都武蔵野市)は12日、蒸気でご飯を炊き上げる炊飯器を発表した。スチームの力を生かし、ご飯を外は張りがあって中までふっくらとした食感で炊き上げられると説明している。2月下旬に発売する。

新製品の炊飯器を発表するバルミューダの寺尾社長(12日午前、東京都港区)

 「バルミューダ ザ・ゴハン」は、薄い金属製の釜を2つ採用した。外釜には水だけを入れて蒸気をつくり、米と水が入っている内釜にスチームを送り込んで包み込むような形でご飯を独自の食感に炊き上げる。炊飯温度が100度を超えないよう制御することによって、米粒が壊れにくく、香りとうまみを米の中に閉じ込める炊き上がりを目指した。

 炊飯容量は3合まで。それ以上だとスチームでご飯をおいしく炊き上げにくくなるという。保温機能も備えていない。色は黒と白を用意し、トースターなど同社のほかの家電製品と調和するようにデザインした。価格は税別4万1500円。同製品で炊き上げたご飯を生かしてカレーライスをつくれるよう、レトルトカレーの開発・販売も検討しているという。

 扇風機などの製品を展開してきたバルミューダは2015年、スチームでパンを焼き上げるトースターを発売して調理家電に参入。16年には湯を注ぎやすいノズルを採用してドリップコーヒーをいれることに最適化した電気ポットも投入した。トースターは、店頭価格が2万円超と通常の製品の4~5倍程度だが、販売を増やして業績をけん引している。バルミューダの売上高は15年12月期の29億円から、16年12月期には55億円に増えた。

 今回の炊飯器の開発期間は18カ月。トースターと同様に「スチームの力」を着眼点として、大手メーカーにない独自性の高い製品開発に取り組んだという。今秋をめどに電子レンジやコーヒーメーカーなど家電製品の品ぞろえを拡充し、海外でも販売する。

 炊飯器の国内市場はインバウンド(訪日外国人)の需要が一段落し、出荷が減少している。一方で、鋳造メーカーの愛知ドビー(名古屋市)が鋳物ホーロー鍋を採用して鍋炊きのようなおいしさを追求した炊飯器を15年12月に発売するなど、「異色」のプレーヤーが増えている。ユニークな着眼点を生かした製品には、市場規模を広げる可能性が潜む。(ゼンフ・ミシャ)

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