USJ来場者数3年連続最高 16年度、TDRは微減

2017/4/3 16:55
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 国内二大テーマパークの2016年度通期の入場者数が3日、出そろった。オリエンタルランドが運営する東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市、TDR)は昨年4月に実施した値上げが響き、前年度比0.6%減の3000万人と2年連続で前年実績を下回った。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市、USJ)は新型コースターの導入や15周年イベントの効果があり、前年度比約5%増の1460万人で過去最高を更新した。

 オリエンタルランドが発表した16年度下期(10~3月)のTDRの入場者数は前年同期比0.9%減の1567万人だった。今年の1~3月に開催した「アナと雪の女王」の期間限定イベントや15周年イベントのグランドフィナーレを飾るショーなどが好調だったが、ハロウィーンイベントでの動員数が15年度に及ばず結果として前年割れとなった。

 TDRは16年4月に大人1日券を500円値上げした。16年度上期(4~9月)は台風の影響もあり前年同期比0.3%減の1432万人と苦戦した。ただ通年で見ると4年連続で3000万人の大台を突破しており、「依然として高水準を維持している」(オリエンタルランド)

 オリエンタルランドは好調が続くUSJへの巻き返しに向けて、20年までに約2500億円の大規模投資に乗り出す。現在は「美女と野獣」などのアトラクションの着工準備を進めている。ただ、完成は20年を予定しており、工事期間中の顧客のつなぎ留めが課題となる。

 同社は今後、顧客の満足度を高めるべく、屋外での暑さ寒さ対策や温水便座の導入など居心地の良さを追求する。毎年500億円の投資計画のうち300億円は施設改修にまわす計画だ。今年度の入場者見込みは17年3月期の決算発表に合わせて開示する予定。

 一方で、USJが3日発表した16年度の来場者数は15年度より5%増えた約1460万人で3年連続過去最高となった。16年3月に開いた新型ジェットコースター「ザ・フライング・ダイナソー」が人気を呼んだほか、14年開業で映画「ハリー・ポッター」を題材としたエリアは訪日外国人など国内外からの集客力を維持している。

 16年度は開業15周年を記念して「やり過ぎエンターテインメント」をテーマに掲げた。夏にはマンガ誌「少年ジャンプ」と組んだイベントや、アイドル「AKB48グループ」の常設ライブを打ち出した。3月には人気ゲーム「ドラゴンクエスト」を再現したアトラクションを設けるなど、ハリウッド映画の世界観の垣根を越えた企画を矢継ぎ早に打ち出し、来場者層を広げる戦略を進めている。

 17年度も21日にアニメ映画のキャラクター「ミニオン」を主役とする「ミニオン・パーク」を新設、ハリー・ポッターのエリアでもナイトショーを企画するなど新しさを訴求する考えだ。

(企業報道部 下野裕太 大阪経済部 川崎なつ美)

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