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ベトナム最大の電子マネー「モモ」に31億円出資 英銀など

2016/3/22 22:32
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 【ハノイ=富山篤】金融とIT(情報技術)を融合した「フィンテック」企業のMサービス(ホーチミン市)は英スタンダードチャータード銀行と米ゴールドマン・サックス証券から2800万ドル(約31億4000万円)の出資を受けたと発表した。Mサービスが提供するベトナム最大の電子マネー「MoMo(モモ)」の利用可能店舗を現在の約3倍に増やすなどサービスを拡充する。

 モモは2015年10月に始めた電子マネーで、現在の利用者数は250万人。ネット通販での決済、リアル店舗での支払い、銀行口座を必要としない振り込みなど様々なサービスがある。全利用者のうち100万人がスマートフォン(スマホ)で使っており、若い世代の利用が増えている。

 スタンダードチャータードは2500万ドルを新規に出資、ゴールドマンは13年の575万ドルに続き、300万ドルを追加出資した。Mサービスはスーパー、コンビニエンスストアなどに決済端末を置くほか、新規サービスを開発する。利用可能店舗を現在の4000店から数年内に2.8倍の1万1000店に、利用者を同1.6倍の400万人に増やす。

 ベトナムではネット通販の拡大で電子マネー決済のニーズがあり、地方からの出稼ぎ労働者の振り込み需要も高まる。モモは全63の都市・省のうち、71%に当たる45の都市・省に店舗があり、振り込みが容易にできる。携帯電話やスマホがあれば電子マネーの形で送り、店舗で現金として受け取れる。

 Mサービスのファム・タイン・ドゥック社長は「モモの発展に最も重要だったパートナーを得ることができた。電子マネーの普及へ向けて進化のスピードを上げていきたい」と話した。

 ベトナムでは電子マネーが勃興している。「VNマート」「Payoo(ペイウー)」などのサービスがあるが、モモが最も拡大している。

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